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令和 3年第2回定例会(第4日 6月11日)

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  1. 鹿沼市議会 2021-06-11
    令和 3年第2回定例会(第4日 6月11日)


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    令和 3年第2回定例会(第4日 6月11日)        令和3年第2回鹿沼市議会定例会会議録(第4日) 開  議  令和3年6月11日(金)午前10時    日程第 1 議案に対する質疑並びに市政一般質問  日程第 2 議案等の委員会付託 会議事件  議案第40号 専決処分事項の承認について(令和2年度鹿沼市一般会計補正予算(第         12号))  議案第41号 専決処分事項の承認について(令和2年度鹿沼市国民健康保険特別会計         補正予算(第4号))  議案第42号 専決処分事項の承認について(令和2年度鹿沼市後期高齢者医療特別会         計補正予算(第3号))  議案第43号 専決処分事項の承認について(鹿沼市税条例等の一部改正)  議案第44号 専決処分事項の承認について(鹿沼市都市計画税条例の一部改正)  議案第45号 専決処分事項の承認について(令和3年度鹿沼市一般会計補正予算(第         2号))  議案第46号 損害賠償の額の決定及び和解について
     議案第47号 市道路線の廃止について  議案第48号 市道路線の変更について  議案第49号 鹿沼市コミュニティセンター条例等の一部改正について  議案第50号 鹿沼市認可地縁団体印鑑の登録及び証明に関する条例の一部改正につい         て  議案第51号 鹿沼市固定資産評価審査委員会条例の一部改正について  議案第52号 鹿沼市税条例の一部改正について  議案第53号 鹿沼市やまびこ荘条例の一部改正について  議案第54号 鹿沼市国民健康保険条例の一部改正について  議案第55号 鹿沼市職業訓練センター条例の一部改正について  議案第56号 鹿沼市市営住宅条例の一部改正について  陳情第 4号 市道0024号線の舗装工事及び排水溝の整備について  陳情第 5号 畑地構造改善事業地内の畑地に、雨水(普通の雨でも)が溜まり、梅雨         時期と秋雨時は特に収穫不能の死畑地が多発している件について  陳情第 6号 見笹霊園(鹿沼市笹原田475-1)第1種,第2種における墓碑の設置         基準の見直しを求める陳情書  陳情第 7号 日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書の提出を         求める陳情 出席議員(23名)    1番   鈴  木  紹  平    2番   橋  本     修    3番   藤  田  義  昭    4番   梶  原     隆    5番   宇 賀 神     敏    7番   大  貫  桂  一    8番   石  川  さ や か    9番   鈴  木     毅   10番   阿  部  秀  実   11番   加  藤  美 智 子   12番   市  田     登   13番   佐  藤     誠   14番   舘  野  裕  昭   15番   大  貫     毅   16番   鈴  木  敏  雄   17番   谷  中  恵  子   18番   津 久 井  健  吉   19番   小  島     実   20番   増  渕  靖  弘   21番   横  尾  武  男   22番   関  口  正  一   23番   鰕  原  一  男   24番   大  島  久  幸 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定による出席要求によって出席した者  市長       佐  藤     信   経済部長    坂  入  弘  泰  副市長      福  田  義  一   環境部長    黒  川  勝  弘  総合政策部長   糸  井     朗   都市建設部長  福  田  哲  也  行政経営部長   南  雲  義  晴   上下水道部長  木  村  正  人  市民部長     袖  山  稔  久   消防長     黒  川  純  一  保健福祉部長   小  林  和  弘   教育長     中  村     仁  こども未来部長  上  林  浩  二   教育次長    髙  橋  年  和 事務局職員出席者  事務局長     小  杉  哲  男   議事課長    小 太 刀  奈 津 美 ○増渕靖弘 議長  ただいまから、本日の会議を開きます。  (午前10時00分) ○増渕靖弘 議長  現在出席している議員は23名であります。  なお、本日の会議は、議員が貸与されたタブレット端末を議場に持ち込むことを許可いたします。  それでは、本日の議事日程を事務局長に朗読させます。 ○小杉哲男 事務局長  議事日程を朗読。 ○増渕靖弘 議長  日程の朗読は終わりました。  日程第1、議案に対する質疑並びに市政一般質問を行います。  なお、本日の会議は、新型コロナウイルス感染予防のため、議場入場者を議場収容定員の50%以内とするため、おおむね半数の議員と答弁予定のない部長等の退出を認め、別室での議会中継視聴といたします。  また、定例会における議員の議案質疑並びに市政一般質問の時間は、執行部答弁を含め50分までとし、換気のため10分間の休憩といたします。  それでは、暫時休憩いたします。  再開は、10時3分といたします。  (午前10時01分) ○増渕靖弘 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前10時03分) ○増渕靖弘 議長  それでは、昨日に引き続き、順次発言を許します。  11番、加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  皆様、おはようございます。  議席番号11番、政新クラブの加藤美智子です。  昨日の栃木県内の新型コロナウイルス感染症患者数は32人、県内では累計で6,603人、その感染者のうち、変異株感染は19人が確認されました。  また、県公表の変異株ウイルスの合計は788人という報告でございました。  このところ、県内の感染者数が2桁を下ることがなく、じわじわと増え続けていることに、非常に怖さを感じるとともに、一層の注意喚起が必要であることが昨今思うところでございます。  人流を避ける、食事は黙食、不要不急の外出は避ける、と我慢を強いられているこの生活スタイルが、宣言されてもう2年、今年の夏で2年を迎えようとしています。  何ともいえない閉塞感が全体を覆うこの事態は、人類の危機、パンデミックそのものであることを感じるものであります。  生きていく気力や人間力までもむしばまれていくようで、恐怖を感じずにはいられません。  また、同時に当たり前の世の中がどれだけありがたいことかと、それも感じるところでございます。  先日は、児童生徒が楽しみにしている演劇鑑賞会が今年も残念ながら中止となりました、2年続けております。  プロの演劇、生の舞台が鑑賞できる、非常に貴重な機会がまたもや失われていきました。  せめてもの代替案があるのかないのか、私はちょっとわかりかねますけれども、成長過程にある子供たちには、大人の責任として、そういった環境を準備し、1がだめならば、次は2と、それが遂行できるように用意することこそ、私たち大人の責任であろうかと思うところでございます。  それでは、質問に移ります。  1、文化ゾーン環境整備について。  最近は、土日は芝生の公園がある文化活動交流館近辺が非常ににぎやかでございます。  高校生がダンスを踊ったり、高齢者の皆さんが集ったり、また、小さな家族を連れた親御さんが、それから、外国人の方々が、たくさんの方々があそこに集い、人気のスポットとなっているゾーンでございます。  JR駅からも近いという場所に文化ゾーンは広がっています。  以前には、OBである大貫武男議員や、また、現役の大貫毅議員も質問されていた経緯がございますが、1、木島堀両側にあるベンチ等の修繕をどう整備していくのか。  2、石蔵周辺についての環境整備として、石蔵東側にある駐車場がございます。  何十台も、ここは止められるところでございまして、市の職員も止めているかなと思うのですが、非常に利用度が高いところでございますが、その駐車場の縁石のずれなどが非常に目立ちます。  安全面からも整備が必要と考えますが、今後を伺います。  また、3としては、同じく文化活動交流館の東側の黒川沿い歩道について。  歩道側のベンチ修繕、これはどのようにされるのか伺います。  非常に古くなって、ささくれだっているというところもありまして、ちょっと細かな質問で恐縮なのですが、よろしくお願いしたいと思います。
    ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  髙橋年和教育次長。 ○髙橋年和 教育次長  おはようございます。  文化ゾーン環境整備についての質問のうち、木島堀周辺の環境整備についてお答えいたします。  木島堀両脇にあるベンチ等の修繕についてでありますが、せせらぎ公園は、木島堀のせせらぎと植栽、園路、休憩施設を備えた市街地の公園として整備を行いました。  公園管理の木製ベンチ等は6基あり、施設の老朽化により傷んでいるものもありますので、緊急性の高いものから修繕をしてまいりたいと考えております。  次に、石蔵周辺の環境整備についてお答えいたします。  石蔵東側の駐車場は、平成14年度の文化活動交流館オープンとともに整備をされ、その後19年が経過し、白線が消えて見づらくなったり、輪どめの縁石がずれたりしている箇所もある状況であります。  駐車場に限らず、文化活動交流館全体の設備の老朽化に伴い、改修すべき箇所については、優先度の高いものから順次実施してまいりたいと考えております。  なお、縁石の補修など、比較的簡易に対応できるものについては、随時対応してまいります。  次に、文化活動交流館東側黒川沿い歩道についてお答えいたします。  文化活動交流館東側黒川沿いにあるベンチの修繕についてでありますが、黒川沿いの歩道に設置してあるベンチは、「みちの休憩所づくり事業」におきまして、平成15年度に地場産材を活用した木製ベンチとして7基設置をいたしました。  現在、設置から18年経過し、老朽化により傷んでいるベンチもあることから、直営や委託などの整備手法と、部材の選択及びコスト面も十分検討した上で、修繕してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  答弁をいただきました。  もう15年以上、18年、19年と、ベンチの、出来上がってからたっていると。  もう当たり前に、 修繕が必要な時期に入ってきています、修繕というよりも、もう取り替えて、新たなものを置くというような考え方はないでしょうか。  また、1基に対して、今木島堀のところは、休憩的なベンチが6基、また、石蔵周辺のところは白線のずれ、白線の薄さや、それから縁石のずれは、その都度直していくというようなことでございますけれども、今まで多分、いろんな議員があそこのところに気がついて、質問をされています。  ですが、一向にそれが改善されないというのは、これなぜなのでしょうか。  その点、やっていくという気持ちはわかりますけれども、やはりいつ頃までに、それを結果として表していくのか、その点をこの1、2、3とありますが、この一つ一つお答えをお願いしたいと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  まず、木島堀のベンチのほうからお答えしていきたいと思います。  木島堀の水路周辺には、ベンチが5基、それで、デッキ、平場の四角い正方形といいますか、デッキというものが2基ございまして、そのうち、ベンチの3基を修繕、これから予定しておりまして、1基については、うち、修繕済みです。  それで、残り1基について、これは基礎から、ちょっとぐらつきがありましたので、撤去してございます。  デッキについては、あずまやといいますか、屋根のあるところの下にあるものと、フジ棚の下にあるものとがあるのですけれども、屋根の下にあるものは全然、そのまま使える状態です。  フジ棚の下にあるものは、清掃したところ、まだ使えるので、このまま経過観察したいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  髙橋年和教育次長。 ○髙橋年和 教育次長  石蔵周辺についての環境整備の再質問にお答えいたします。  まず、縁石のずれ等につきましては、既に実施のほう、簡易な修繕といいますか、接着関係ですので、こちらのほうは既に実施をいたしました。  白線につきましては、私どものほうも必要性を感じているのですが、これにつきましては、費用がかなりかかるということもありまして、今後、そこら辺の確保に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  次に、文化活動交流館東側についてなのですけれども、こちらの東側には7基ベンチがございます。  うち2基については修繕済みで、5基については、今のところ修繕までは必要はないということで、経過観察をしているのですけれども、実は、みちの休憩所については、市内で76基、当時設置していまして、文化活動交流館東側よりも傷んでいるものもございまして、ちょっと対応が遅れたことは申し訳なかったのですけれども、順次経過を見ながら、修繕していきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  修繕をしつつ、様子を見ながらというご答弁でございましたけれども、やはり特に、あの場所は、皆さんが集まる場所でございまして、特に今コロナ禍でありますので、非常にたくさんの方たちが憩いの場としてある。  また、あの周辺を歩く、ウォーキングをして、非常に市民にとってはいい場所なのですね。  ですから、しっかり予算をとっていただいて、ベンチ、非常に木製で、当初はすばらしい有様だったと思うのですが、今はもう本当にささくれだっているというか、非常にそれが目立つのですよ。  ですから、これは計画的にしっかり予算をとって、そして、鹿沼市民の憩いの場ということで、環境整備をぜひ進めていただきたい、これは要望としておきますので、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  今、ましてや、コロナ禍でありまして、なかなか遠くに行けないという高齢者や、また、学生さんたちもいますので、あの場所が本当に生きる場所になるように、環境整備を整えていただきたいと思います。  要望といたしますので、よろしくお願いいたします。  では、続きまして、大項目2、不登校児童生徒についてでございます。  ①不登校児童生徒について。  (1)令和2年度の市内不登校児童生徒の数を伺います。  (2)不登校児童生徒の学習支援策として、ICTを活用した例があるかを伺います。  (3)「登校選択制」についての考えはあるかを伺います。  (4)定期的な家庭訪問等はどのように行われているのかを、頻度を伺います。  また、成果はどうかを伺いたいと思います。  それでは、お願いいたします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  中村仁教育長。 ○中村 仁 教育長  おはようございます。  不登校児童生徒についてお答えをします。  まず、令和2年度の不登校児童生徒の数についてでありますが、文部科学省による不登校につきましては、「何らかの心理的、情緒的、身体的あるいは社会的要因・背景により登校しない、あるいはしたくともできない状況にあるため、年間30日以上欠席した者のうち、病気や経済的な理由によるものを除いたもの」というふうに定義がなされております。  本市の令和2年度の欠席状況調査では、小学生32名、中学生111名、計143名の不登校児童生徒がおりました。  そのうち、放課後登校等の部分登校をしている児童生徒ですけれども、小学生28名、中学生106名、計134名おりまして、各校において、それぞれの児童生徒の状況に応じた対応をしてまいりました。  次に、不登校児童生徒支援策として、ICTを活用した事例についてでありますが、児童生徒の学びの保障につきましては、各校で対策を講じておりますが、本市で開設した学習支援サイトを活用して学習の補充等を行っております。  また、教室に通えるようになるための足がかりとして、授業の一部を録画したものをタブレットで視聴できるようにして、教室の雰囲気を感じるような取り組みを行いました。  次に、「登校選択制」についてでありますが、本市では、教育相談室や適応指導教室が不登校児童生徒に対して積極的にかかわって支援をしております。  また、学校教育が、協働的な学び合いの中で行われるという特質をもつこと、あるいは教師から児童生徒への対面指導や児童生徒同士かかわり合い等を通じて行われるものであるといった国の考えに基づきまして、本市においても原則として学校における教育活動を支援していきたいと考えております。  次に、定期的な家庭訪問等の頻度や成果についてでありますが、本市では不登校対策として、連続して2日間欠席した児童生徒への家庭訪問を原則として対応をしております。  定期的な訪問の場合もありますが、児童生徒や保護者の意向を尊重して、時間や場所に配慮しながら、家庭訪問を実施しております。  成果としては、学校と家庭の連携ができ、情報を共有できることや、放課後登校等の部分登校や適応指導教室につながったことなどが挙げられます。  今後も一人一人に寄り添った支援を行いながら、教育活動を展開してまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  数を伺いました。  不登校の生徒、30日以上学校に来ないという子供たち、数的には前と、そんなに数変わっていないのかなという記憶がございます。  ただ、その一人一人に寄り添う、それぞれのケースがありまして、本当に一人一人、みんな対応が違うかなと思うのですが、今後もその点は「寄り添う」と、今、教育長の言葉としてありましたが、子供たち一人一人に寄り添う教育を目指していただく、それはもう当たり前のことでございますけれども、今本当に家でこもって、ゲームに、もうずっとひたっていると、それから、非常に長い時間同じ姿勢でそれをやるわけですから、体にもいいことはありませんよね。  その状況、一人一人の状況を先生方や、それから、こども総合サポートセンターの家庭相談員さんやらが、しっかり見ているという状況は非常に大事なことですし、また、その次に教育長がおっしゃいました、学校に通えるような仕組みをつくっていく。  学校の中で友達と会話をしながら成長していく子供たちの大事な環境をつくっていくというお言葉もありましたので、そこは安心いたしました。  それで、一つちょっと再質問でございますけれども、今、ICTを活用した、雰囲気がわかるような録画どりの授業を、録画どりのビデオを貸し出しするといったことも答弁としてございましたが、これはどのぐらいの頻度で、今あるのか、もし数がわかれば、お願いしたいと思います。  教科ごとではなくても結構でございますので、どういう類いのものが貸し出されているのか、それを伺いたいと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  中村仁教育長。 ○中村 仁 教育長  再質問にお答えをいたします。  教室の雰囲気を感じとれるような録画につきましては、あらかじめ用意してあるというふうなものではなくて、その子の事情によりまして、適切なタイミングで提供できますように、その都度、学校で工夫していただいて、このタイミングならいいのかなというふうなところで、授業の様子などを撮って、「こんなふうな様子で学校はやっているんだよ」というふうなことが感じとれるように、工夫しながらやっているところでございます。  数的にはそんなに多くはないのですけれども、不登校の児童生徒を支援する取り組みの一つとして、学校の工夫の中で行っている事例の一つというふうなことでございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  わかりました。  昨日、教育次長のほうから、市田議員の質問に対して、今後はその家庭での活用に向けて、家庭でのネットワークの環境づくり、環境整備の支援や、それから、活用方法も検討するといったご答弁がございました。  本当になかなかその学校に行く足がかりとして、そういうものがあるということが非常に大事なことだと思うのです。  なかなか、でも、今このネット環境、それぞれの家庭も違いますし、差があるのは当然かなと思うのですが、その点を、活用方法も検討するというふうにおっしゃいましたけれども、もう一歩踏み込んで、例えば、どのぐらいのリーチの中で、今、GIGAスクール構想も始まりましたけれども、リーチの中で、その家庭のネットワーク環境の整備ということをお考えなのか、もし、わかれば、お聞かせください。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  髙橋年和教育次長。 ○髙橋年和 教育次長  再々質問にお答えいたします。  先ほどの中で、家庭のネットワーク整備ということですが、これは毎年状況をアンケートしておりまして、今年はおおむね94%の家庭でWi-Fiの環境があるという回答を得ております。  ただ、残りのものにつきましては、なかなかその環境は難しいということで、教育委員会としましては、LTEのタブレットやら、ルーター、こちらを活用した、例えば、休業とか、学級閉鎖、学年閉鎖等があった場合には、そのようなことも選択肢の一つとして考えておりますが、あるいは、学校の授業と家庭の授業とやはり環境が違うということと、タブレットにつきましては、ずっと見るというのではなくて、授業の中の活用の一つとしても考えているということがありますので、そこら辺につきましては、環境も踏まえて、状況に応じた対応をしてまいりたいと、そのように考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  ありがとうございました。  今後とも、一人として取り残さない、そういう姿勢で、もうぜひぜひ、子供たち、鹿沼の子供たちをよろしくお願いしたいと思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  大項目3、かぬま市民活動広場ふらっとの運営についてでございます。  1、かぬま市民活動広場ふらっとの運営について、業務委託期間を伺います。
     また、主な成果を伺います。  中間支援団体としてのあり方の考えを伺いたいと思います。  それでは、よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  袖山稔久市民部長。 ○袖山稔久 市民部長  かぬま市民活動広場ふらっとの運営についてお答えします。  まず、業務委託期間についてでありますが、単年度契約となっております。  次に、主な成果についてでありますが、かぬま市民活動広場ふらっとは、市民活動の中間支援の拠点として、平成18年10月に開設し、設立時から、かぬま市民活動サポーターズが受託し、運営をしております。  団体・個人を含めた利用登録団体数は469団体となっております。  来館者数は、昨年度は9,249人でしたが、平成27年度から令和元年度までの5年間の平均来館者数は、年間2万8,000人でございます。  ふらっとでは、市民団体相互の協働・連携事業や利用者会議による意見交換、情報共有など、市民団体の活動をサポートしております。  また、市民協働まつりを開催し、各団体の活動の理解促進や団体相互の交流の場を創出し、新たなつながりも生まれているところであります。  昨年度のコロナ禍で活動が制限される中では、団体の書面議決方法の周知やオンライン会議の講座なども行っております。  次に、中間支援団体としてのあり方についてでありますが、中間支援団体は、社会状況や市民活動を取り巻く環境にあわせて、市民活動を総合的に支援するため、運営や助成金についての相談対応、情報の発信・受信、団体相互の連携、交流、協働事業をサポートすることが役割と考えております。  また、ふらっとでは、常にあらゆる人が気軽に入れる雰囲気が大切であり、「人」を中心にした運営を行うことが、極めて重要であると考えております。  かぬま市民活動広場の運営団体に関しましては、市民活動がさらに活性化、充実できるよう、コーディネートやマネジメントができる新たな人材の発掘も含めて、公募型プロポーザルの導入等を検討してまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  答弁をいただきました。  かぬま市民活動広場ふらっとについては、市民活動サポーターズがずっとやられているわけですね、業務委託で。  もう平成18年といいますから、もう、かれこれ20何年という形だと、こういうふうに思いますけれども、長くやる団体には、どうしても新しい分野の開拓、特に今回ふらっとさんの運営に関しては、ふらっと通信や、それから、デジタル化されている通信なども読ませていただきましたが、新しく団体として登録する雰囲気や、それから、今コロナ禍では仕方ないと思いますけれども、人を受け入れる雰囲気、そういうのって、とても、ハードの部分でない、ソフトの部分だから見づらい部分もありますけれども、特にその中間支援団体である市民サポーターズには、その辺のソフトの部分の教育って、とても大事かなと思うのです。  それで、市民部といたしましては、そのふらっとに関しての、中間支援団体、業務委託されている市民サポーターズに関して、例えば、どのようなアプローチといいますか、そこがよくて契約をするわけですから、何かいいところがあるわけですよね。  ですが、その点では、ちょっと私の感じるところでは、団体を新規で生み出すことや、それからサポートとおっしゃっていましたけれども、本当にそのサポートができているのかどうか、市民部として、どのように見ているのか、その辺の傾向を聞かせていただければと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  袖山稔久市民部長。 ○袖山稔久 市民部長  再質問にお答えをいたします。  我々としては、委託をしておりますが、当然サポーターズとしては、運営団体とは常々いろいろと意見の交換をさせていただいたり、あるいは、利用者の皆様方の声を、よりよくなるようにというようなことがあって、ずっとそういう形では努めてはいるのですが、実はこのふらっとは、私が若いときに担当して、やらせてもらった事業で、あのときは、公募した市民の皆さん方に集まっていただいて、半年の勉強を経て、この事業にかかわった、この運営にかかわってきたということがあります。  それで、今も、いろいろとそういった市民活動に対する研修等はやってはいるのですが、やはりずっと同じメンバーが、逆にいるわけではなくて、やっぱりこれだけの年数になりますと、新たな方々もどんどん入ってくる。  そういった中で、人材のレベルアップというのですか、そういったことは常々お願いはしてはいるところなのですが、昨日の谷中議員の接遇ではないですけれども、そういうことも含めて、やっぱりなかなか、難しいところがあるかなというふうなこともあります。  それと、我々としては、先ほども答弁しましたが、やはり新しい状況を見据えた市民活動を、いかにサポートしていくかという、そこのところについては、お互いに連携をしながらやってはいるのですが、そういったことも含めて、やっぱり人材のさらなる確保ということも重要だというふうに思っています。  それで、市内にはいろいろと、そういう能力を持った方々もいるのですね。  ですから、その辺のところを生かせるようになってくると、また、県内でも、1、2番の、私は中間支援の場所だと思っていますので、そういったところが活性化していくかなというふうに考えております。  以上で答弁といたします。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  ありがとうございます。袖山部長が、本当に若かりし頃、私もよく覚えておりまして、本当にその当時、やはり市民サポート、中間支援というのはどういうものかという勉強を最初しました。  そういうことが、やっぱり年を超えるごとに薄くなってきているような気がするのですね。  それで、もう1つ踏み込んだ部分では、今部長がおっしゃいました、もう人材のレベルアップをしていくということは、もう絶対これはしていただかなくてはいけないことであります。  それで、確かに、それをまた生かすということも中間支援はできるわけですよ。  中間支援でありますから、非常に潤滑油のようなものですよ、グループができれば、グループをサポートする、あるグループにはさらによくなるようにする。  そうすると、まちがもっともっと、市民活動が活発になって、生涯学習ですから、ここで住んでよかったなと、市長が目指すそういうまちづくりができるわけですから、非常にこの市民活動広場ふらっとのあり方、それからその市民サポーターズのあり方、これは本当にまちづくりのある意味鏡のような、もう部分があるわけなのです。  ですから、私はそのぐらい大事なところだ、大事な役割を担っていると思っておりますので、どうぞその部分、人材の質のアップ、それから、新しい方をどんどん入れていって、グループをサポートしていく。  そして、また、何かあったら、例えば、今本当に災害が起きますね、災害が起きたときに、もうすばやく動けるような、そういうグループであったらいいなというふうに、もう常々思っております。  今の方たちがどうこうということではありませんけれども、そういうあり方、そういう役割というのを、もう一度洗い直して、そして、「鹿沼の中にふらっとがありき」というような、最初の、初心に戻るといいますか、それが非常に大事な行動になるかなというふうに思うわけです。  その点で、新規グループも随分できていると聞きますけれども、そのサポートはどのようにされているのか。  また、今、割とあちらこちらで助成金の口というのが随分表れていまして、あちらこちらの検索をすれば、すぐに見られますが、実際自分たちが書こうとすると、本当にいろんなハードルが高いわけです。  そういうときに、サポーターズが、もう先に手を挙げていただいて、デジタルの通信だけではなくて、「どうぞ来てください」と、「我々が指導して、どうぞこの鹿沼に助成金を落としましょう」というような運動もできるはずです。  その点では、助成金に関しては、そのように思うのですが、部長のお考えをちょっとお聞かせ願えればと思います。 ○増渕靖弘 議長  部長、助成金のことは大丈夫。  はい、大丈夫。  袖山稔久市民部長。 ○袖山稔久 市民部長  再々質問にお答えします。  助成金の情報も、いわゆる民間がいろいろと出していたり、公的なところも出したりしていますので、一番は、どういうふうにやっぱり申請書を書いて出すと、相手に、相手の心というか、向こうの目的にうまく乗れるかというところは極めて重要だと思っていますので、そういうことも含めて、支援団体の協力が、ふらっととして積極的にできるように、そういったことも含めて、レベルアップにしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いします。  以上で答弁といたします。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  どうぞよろしくお願いしたいと思います。  ふらっと通信は、今デジタル化されていまして、紙面でも表われているのかな、ちょっとそこは確認していないのですが、デジタル環境を持っている方、グループがほとんどかなと思いますが、中には、やはりご高齢のグループさんたちは、なかなかその苦手でございますので、その辺のカバーもどうぞ丁寧にしていただいて、たくさんあるグループ、469団体というふうにお聞きしましたが、その団体が、生き生きと活動できるように、そのための中間支援団体、かぬま市民サポーターズでございますから、そこの部分は、役割をしっかり担えるように、市民部としてサポートする、そして、指導するということをよろしくお願いしたいと思います。  これは要望として、お願いしたいと思います。  団体を内外からサポートして、寄り添い、悩みを解決に導く、そういったあり方が、市民が望む中間支援団体と思いますので、その点、役割をしっかり担うという点では、年間たくさん予算がいっておりますので、その分働いていただく、そして、鹿沼市の本当に潤滑油になっていただく、鹿沼市の市民団体の潤滑油になっていただくということを改めて申し上げます、どうぞよろしくお願いしたいと思います。  それでは、最後の質問です。  国道293号仁神堂地区拡幅工事についてでございます。  1、令和2年第6回議会に答弁はありましたけれども、再度工事開始期間及び完了期間を伺います。  国道293号は、朝夕の車通勤に加え、菊沢東小学校、また、栃木県立鹿沼東高等学校の生徒が通る重要な通学路でもあります。  現在も非常に事故が多くて、連続して多発する場所というふうになっているのですね。  ついこの間も、私の事務所の前ではそのような接触事故がありました。  拡幅工事が始まってからは、より危険度が増す通りとなることが予想されます。  その際の市民の安全性の確保をどのように考えるかを伺うものです。  実は、私がこの一般質問を提出する前後に、説明会が行われるということのお知らせが鹿沼土木事務所のほうからありました。  その点がありますけれども、鹿沼市として、どのような対応をされていくのかお伺いしたいと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  国道293号仁神堂地区拡幅工事についての質問の、仁神堂橋の架け替えを伴う道路拡幅工事についてお答えいたします。  まず、工事開始時期及び完了時期でありますが、国道293号は、周辺都市との広域連携や都市の骨格を形成する重要な幹線道路であります。  県では、県道鹿沼環状線との交差点である仁神堂町交差点からJR鹿沼駅に向かい、約750メートル区間について、仁神堂橋の架け替えを含む道路改築事業を進めております。  昨年度に設計が完了し、今月21日に関係権利者を対象にした道路計画についての事業説明会が予定されております。  今後は、用地の協力を得ながら、事業を進めていくと伺っております。  次に、拡幅工事中の市民の安全性確保についてでありますが、道路工事を行う場合には、一般的に工事に関する情報を道路利用者や地域住民などにわかりやすく情報提供するとともに、交通誘導員による安全な誘導や歩行者通路の確保など、工事現場における交通の安全かつ円滑な通行の確保に努めながら、工事を行っております。  本路線の沿道は家屋等が多く、菊沢東小学校の児童や鹿沼東高校の生徒も利用していることから、工事を行う場合には、歩行者や通行車両に対する安全確保に十分配慮しながら進めていくと伺っております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  加藤美智子議員。 ○11番 加藤美智子 議員  ありがとうございました。  前後してその通知がきまして、今の答弁があったとおり、21日、菊沢東小学校の体育館で説明会があるということで、開かれることになりました。  そのときに、住民の皆さんはいろんなことを質問されるかなと思うのですけれども、特に、この293号、750メートルのその区間というのは、坂道で、道が細いという傾向がありまして、ちょっと緩いカーブがあって、とても、運転手にとっては見づらい部分、それから、割とスピードを出してしまう、坂道ですからね、というようなところがありまして、非常に事故が多いです。  それで、今も菊沢東小学校や北中学校など、通ります子供たちの安全教育なんかはされていると思うのですけれども、本当に登下校、それから、夕方非常に道が、車が多いことと、人が交差すること、それから高校生たちの自転車、自転車道がないものですから、道幅も狭いということのために、非常に接触事故が多いです。  そこを注意しながら、ご指導されている先生方、それから、地元の自治会の皆さんも協力していることだと思います。  よく21日に説明を聞いて、そして、理解を深め、そして、さらに、その場所が今度、道が広くなる分、安全が確保されるのかなと期待していますので、その点はよく理解を深めて、そして、聞いていこうかなと思っています。  これは国道でございますし、これは県の仕事でございますけれども、安全確保や、それから、子供たちの誘導は、やはり鹿沼市からのアプローチが大事だと思いますので、その点、再質問はありませんけれども、どうぞ今後ともよろしくお願いしたいと思います。  それで、子供たちのその安全確保については、やはり学期ごとに安全のための教室をやったりとか、そういうことは当たり前にすることだと思いますが、自治会もしっかり協力をして、早めに工事が終わるように、そして、住民が安心安全に暮らせるように向かいたいと思っております。  最後に、コロナワクチンが粛々と接種となり、老若男女が笑い合える、笑顔あふれるまちに早く鹿沼市が向かえるように、努力していければと思います。  これで、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○増渕靖弘 議長  暫時休憩いたします。  再開は、11時5分といたします。  (午前10時50分) ○増渕靖弘 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午前11時05分) ○増渕靖弘 議長  引き続き発言を許します。  8番、石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  議席番号8番、経世会の石川さやかです。  今回、こちらの議場で質問する最後の議会となりますが、初めて私が質問した内容も、すごく今回のものと似ている、ごみの削減とリサイクルの推進みたいなものが一番最初の質問でした。  それで、特に今回質問に至りましたのは、自分の住んでいた家の解体がありまして、その際に大量のごみが出て、それを、うちは軽トラックがないので、軽トラックを借りて、何度も運んだりしながら、いろんな経験をして、「ああ、何か、これはおかしいのかな」とか、「何でこうなるんだろう」とか、いろんな疑問が出て、質問しようと思いました。  それでは、早速質問に入ります。
     大項目1、ごみの削減とリサイクルの推進について。  中項目1、環境クリーンセンターへの家庭ごみの持ち込みごみについて。  1、持ち込みごみの量について。平成30年度から令和2年度までの推移を伺います。  2、不要不急のごみの持ち込みを抑制している理由について伺います。  3、施設の故障や火災の原因となる間違ったごみの分別事例について伺います。  4、持ち込みごみの処理に関する課題と対策について伺います。  中項目2、プラごみゼロ運動推進について。  1、コロナ禍でテイクアウトのプラスチックごみが増えています。  どの程度の洗浄でリサイクルが可能なのか伺います。  2、プラごみの分別で特に間違いが多いものについて伺います。  3、雑古紙は半透明の袋で回収していますが、プラごみの削減という観点から、紙袋での回収も許容できないか、伺います。  4、燃やすごみを大量に持ち込む場合、有料の袋ではなく、重量当たりの金額を支払う形にできないか伺います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  ごみの削減とリサイクルの推進についての質問のうち、クリーンセンターへの家庭ごみの持ち込みについてお答えします。  まず、持ち込みごみの量の平成30年度から令和2年度までの推移でありますが、平成30年度は2,499トン、令和元年度は2,437トン、令和2年度は2,083トンでした。  次に、不要不急のごみの持ち込みを抑制している理由についてでありますが、新型コロナウイルス感染拡大の終息が見えない状況の中、環境クリーンセンターの業務を安定的に継続することを目的に実施しているものであります。  具体的には、市民と職員との接触機会を減らすため、地域ごとに持ち込みできる曜日を指定し、さらに、荷下ろし作業を持ち込み者ご自身に行っていただいております。  なお、引っ越しなどで一度に大量に処分しなければならない方や持ち込み手段のない方には、有料になりますが、臨時戸別収集制度も利用できることを案内をさせていただいております。  次に、施設の故障や火災の原因となる間違ったごみの分別事例についてでありますが、カセットコンロ用のガスボンベやスプレー缶、ライターなどのガス抜きをせず、「燃やさないごみ」として出されたものが原因で、処理の過程において爆発・火災を起こし、粗大ごみ処理施設の全ての機能が停止してしまう事案が年に数件発生しており、施設への影響が深刻な問題となっております。  そのほか、主にリチウムイオン電池類が「燃やさないごみ」や「その他プラスチック製容器包装」で出され、発火する事例も発生しております。  また、電気製品のコードが切断されないまま出され、機器に絡みつき高負荷で機器が停止する事例もございます。  これらの対策としまして、広報かぬまを活用し、「ごみの分け方・出し方のポイント」として、過去の事例をもとに毎月掲載し、啓発に努めているところであります。  次に、持ち込みごみの処理に関する課題と対策についてでありますが、主な課題としまして、家庭ごみの持ち込みごみの増加に加え、未分別のまま混載で持ち込まれるケースや他市からの不正搬入、事業ごみと疑われる搬入が見受けられるなどです。  SDGsに即した3Rの基本原則に基づくごみ減量化、分別の徹底、資源物等の再生利用等の強化は避けて通れない重要な課題であります。  このことから、今年度策定する「第7次鹿沼市一般廃棄物処理基本計画」において、現在のごみ処理に関する様々な課題を整理し、その対策を計画に盛り込みたいと考えております。  具体的には、家庭系の持ち込みごみの排出量の削減と排出量に応じた公平な受益者負担を目的とした持ち込みごみの有料化、ごみの分別区分の見直し、市民の利便性向上のための祝日収集の見直しを含めた収集体制の強化などであります。  計画につきましては、環境審議会で年内にご審議をいただいた後、詳細な内容についてご説明をさせていただきたいと考えております。  次に、プラごみゼロ運動の推進についてお答えいたします。  まず、どの程度の洗浄でリサイクルが可能となるかについてでありますが、「家庭ごみの分け方・出し方」での分別のポイントにおいては、「水でゆすぐ」としており、チューブ類などで汚れが落ちにくいものや中身が容易に洗えないものは「燃やすごみ」としております。  実際にリサイクルを行っている再資源化事業者にも確認をいたしましたが、本市における洗浄方法でリサイクル処理は可能とのことであります。  市民の皆様におかれましては、ご面倒かとは思いますが、食器洗いの折の残り水やスポンジの活用、つけ置き等、捨てる前のひと手間のご協力を引き続きお願いしたいと思います。  次に、プラごみの分別で特に間違いが多いものについてでありますが、「プラスチック」という名称から誤解されていることが原因かと思われますが、ペットボトル、プラハンガー、タッパーと呼ばれる保存容器、電池が入ったままのおもちゃ、点滴用のバッグやチューブ、インスリン投与器の本体、ポリスチレン樹脂製の断熱材などです。  次に、雑古紙を紙袋で回収することについてでありますが、現在、雑古紙で小さいものにつきましては、収集時において禁忌品の混入等、中身の確認が容易に行えるように、透明、または半透明の袋に入れて出していただくようお願いをしているところであります。  紙袋で回収することにつきましては、議員ご提言のとおり、プラスチックごみの削減につながることから、条件等をよく精査をした上で、ごみの分別区分の見直しにあわせて検討をしてまいります。  次に、燃やすごみを大量に持ち込む場合に重量当たりの金額を支払う方式の導入についてでありますが、先ほど持ち込みごみの処理に関する課題と対策についてのところで述べましたとおり、ほかの持ち込みごみの取り扱いとあわせて検討をしてまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  詳細な答弁をいただきました。  いろいろと聞きたいことがありますので、一つずつお聞きしてまいります。  まず、家庭ごみの持ち込みごみの量についてなのですが、令和2年までをお伺いしたところ、コロナの関係で、令和2年は減っているのかなというのは思うのですが、すごくそのクリーンセンターが持ち込みごみの車で混雑しているイメージがあるのですけれども、量ではなくて車の台数とか、そういった面では増えていて、混雑しているのか、実際はごみの量が減っているので、そんなことはないのかをちょっと確認したいと思います。  それから、小項目2の不要不急の持ち込みを抑制している理由については、接触を減らして、その感染症のリスクを下げるということだったのですが、職員の方やシルバー人材センターの方のワクチン接種が、キャンセル待ちのリストのほうに入っているのかとか、あるいは、ちょっとそれるかもしれないですが、感染症という意味では、破傷風のワクチン、職員の方は10年に一度きちんと受けていらっしゃると思うのですが、シルバーさんのほうもすごく、毎日ごみと触れて、実は私も、プラごみを分けるところを体験させてもらったのですけれども、「あ、これはすごく、リスクが物すごい高い中やっていただいているんだな」と思いました。  その辺、ちょっともしわかればでいいのですが、どうなっているのかなということをお聞きしたいと思います。  2点、まずお聞きします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  再質問にお答えをいたします。  1つ目でございますが、ごみの量が減っていないかということで、令和2年度は議員お話のとおり、コロナの影響で、制限している理由で減っているという現状がございます。  それで、実際にクリーンセンターの混雑状況でございますが、これまで数年間、1日平均180台の、家庭系の持ち込みごみの車で来場される方が180台平均を上回っておりました。  それで、その統計をとりましたところ、来場されている方の約6割強につきましては、ステーションに出せるものをクリーンセンターのほうにお持ち込みいただいているという現状にございました。  それで、実は、本市のクリーンセンターの施設のつくり自体が、台貫と申しまして、車を、荷物を持ったまま、乗せたまま測る機械があるわけですが、その機械が、荷物を乗せたまま入場する際の機械と荷物を下ろし終えて、帰りに減った重量を測るために、また台貫に乗るのですが、その台貫が1台しかないということで、それが180台ということで、通常のいわゆる収集業務のところにも影響が出ていた状況がございました。  それで、今回の規制をしたというところで、1日平均約120台という形で、3割以上4割弱減ってございます。  事実、その辺は1台1台丁寧にご説明をさせていただきまして、「なるべくなら、ごみステーションのほうにお出しいただきたい」というふうな、もろもろのご説明をした上で、ご理解をいただいた中で運営をさせていただいております。  2点目のクリーンセンター職員へのワクチンの接種ということで、議員からありがたいお話を頂戴したところでございますので、実のところ、クリーンセンターの業務は、我々が思っていますのは、要するに市民の生活に直結する業務でございます。  決して、停止させることのできない業務であると、日々その意識をもって、業務に当たっているわけでございますが、クリーンセンターへ来場される方の中は、要するに車で乗り入れされ、施設の中へ乗り入れされるわけですが、感染予防対策という意識が、私なんかもそうですが、自分で車で1人で運転している場合には、ときどきマスクをしていないときもあるわけでございますが、マスクをせずに来場される方が結構多ございまして、それに対して、その感染リスクが高いということで、職員の不安も非常に高い中で業務を行ってございます。  その対策につきましては、先ほど答弁したとおりでございますが、それで今後のキャンセル分のワクチン接種について、作成された優先リストの中には加えさせていただいております。声がかかれば接種をしていただく、その準備は整えてございます。  破傷風につきましては、申し訳ございません、今回ちょっと詳しいデータを持ち合わせていないのですが、しっかりシルバーの方たちの、先ほど実際議員が現場に来ていただいて作業をご経験されたということは、私も承知しておりますので、その中であのような過酷な業務の中に当たっているわけでございますので、必要な処置は、しかるべき処置をしているかと考えておりますので、その辺はしっかり確認をしておきますので、よろしくご了解いただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  今、部長の答弁の中に、車の中でマスクをとるというのがあって、実は私も車の中ではマスクをとって、思いきり歌とか歌っていたので、「ああ、すごい申し訳なかったな」って、そんな状態で行って、一度私も持ち込みごみを運んだので、もしかして私が感染していたら、その空気が、車を明けた瞬間に流れ出てしまって、ごみを下すときに、そういうリスクがあるという、そこまでの認識はなかったので、「ああ、そうか」というふうに思いました。  また、そのクリーンセンターにごみを持ち込むということが、こんなに台数が多いのだということと、私だけなのか、皆さんもなのかわからないのですが、「自分のガソリンを使ってわざわざ持ってきてあげるんだから、ありがたいでしょう」ぐらいな感じの気持ちで行っていたところがあって、そうではなくて、もうクリーンセンターのつくりが、持ってきてもらうようにできているわけではないので、市民の方が多く行ってしまうと、その業務が滞ってしまうのだということが、そこはちょっと認識が間違っていたし、皆さんにもわかっていただかないといけないな、限られた、すごく減っている職員さんの中で回しているわけですから、そこは反省しました。  それで、そんな中、私の友人がやはりその持ち込みごみを持っていったときに、その方は本当に女手一つでお子さんを育てている元気な方なのですが、有給をとって、ごみを持ち込んだのですが、何とその日がその西と東で分かれていること、まだ知らなかったので、別の日に行ってしまって、それで、「ちゃんと有給をとってきたんですけど、だめなんですか」って言っても、「いや、だめです」っていうふうに言われてしまったということで、そういう話を聞いたときには、確かに周知もなかなか行き渡らない面もあると思うので、そういった、どう見ても悪質ではないなという方の場合には、臨機応変に対応していただきたいのと、周知も、もっともっと、「今こういう状態です」って、ホームページとかもいろいろやっているのですが、また、さらに周知は進めてほしいなというふうに思いました。  それで、破傷風については、ごめんなさい、通告もしていなかったので、ただ、昭和43年以降に生まれた方はもう抗体を持っていませんし、年間100名ぐらいですけれども、致死率が20~50%という、恐ろしい感染症の一つでもありますので、職員の方だけでなく、シルバーの皆さんにもぜひその接種のほうは、委託契約の中でよく確認していただいて、進めていただけたらなというふうに述べさせていただきます。  次に、(3)の故障の原因の件をお聞きしたのですが、スプレー缶とか、発火性のあるリチウム電池とか、いろいろ教えていただいたのですが、こちらは、危険ごみの日みたいな日が、例えば、宇都宮市とかあると思うのですが、そういうふうに分けて回収することも検討されているのかということと。  あと、(4)のほうの持ち込みごみは、不正搬入と思われるものが、他市からすごく流れ込んでいるのではないかというのは前々から言われていたことであって、実際その持ち込みごみなり、粗大ごみなりが有料化になっていない市というのが、他市の状況がどうなのかというのを教えていただきたいです。  また、持ち込みごみを有料化するとしたら、先ほど第7次の計画にあわせてということだったのですが、実際いつぐらいになるのかというのが、もし、ある程度の、わかるようであれば、教えていただきたいです。  それと、祝日の収集の件は、加藤議員が何度も質問されて、ついに形になったのが、ごめんなさい、私のときに何か、答弁の中にいただいてしまって、特に、川の東側の方は、燃えるごみが月曜日なので、この祝日の収集をしていただけるというのは、すごくありがたいというか、「ああ、やっとかなった」ということだと思うのですけれども、その経費が大分かかると思うのですが、その辺はどういうふうに計算されているのかなというのをお伺いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  再質問にお答えをいたします。  いくつかご質問を頂戴しましたが、一連の中で、区切らずに説明をさせていただきます。  まず、危険ごみを分けてというお話でございました。  先ほど、私、答弁の中で、今後の見直しを考えているというものの中で、ごみの分別区分の見直しという答弁をさせていただきました。  具体的に申しますと、水銀を含む製品、例えば、蛍光管であるとか、ボタン電池等に加えまして、答弁の中でも大きな課題となっていると申し上げましたが、ライターやスプレー缶、そういった爆発性の高いもの、新たに、仮称ではございますが、危険ごみとして、分別区分をしていきたいと考えてございます。  現在の5種14分別から6種15分別へと見直す考えでございます。  続きまして、不正搬入等の話がございました。  それと絡めまして有料化の話でございますが、議員おっしゃるとおりでございまして、「どうせ鹿沼市はただだろう」ということで、その不正搬入が疑われているということは、前から、という話はあったかと思います。  それで、今回の有料化に踏み切る一番の理由は、先ほど私が答弁しましたとおり、いわゆるごみの削減が一番の大きな目的でございます、さらには、負担の公平化ということもございますが。  その中で、有料化を実施しているのは、県内14市中10市ございます。  したがいまして、逆に有料化をしていないのが、本市を含めまして、宇都宮市と小山広域だけでございます。  10市が有料化をしてございます。  それで、今後、問題になってくるのが、その料金等をどうするのかということもあろうかと思いますので、これにつきましては、手数料審議会へのご審議を頂戴する運びになりますので、その後条例改正ということでの議会でのご承認という運びになってくるかと思います。  それで、有料化に当たりましては、条例改正後の適切な周知期間を設けた上で、来年度中の実施ということで、現在検討を進めてございます。  続きまして、いつ頃かということにつきましては、その考えでございます。  祝日収集のことにつきましては、先ほど石川議員もおっしゃっていましたとおり、加藤議員からのご質問があったことから、ずっと検討をしてきたものでございます。  それで、今回の私からの答弁とさせていただいたところでございますが、その経費につきましては、まだ試算でございますが、委託料として、1,000万円以上は増えるのかなというふうに考えてございます。  今回、それぞれ、もろもろの大きな見直しの中で、経費が増える分、ごみの有料化で、そこを賄うというのが、一つの目的でもございます。  これもまだ試算でございますが、赤字にならないような運営ができるかなという形では考えてございます。  今後、環境クリーンセンターにおきましては、粗大ごみ処理施設の改修なんかも控えてございます。  そういったことも踏まえましての有料化、さらには市民の方々の利便性向上のための祝日収集の拡充ということになってまいりますので、大きなごみ行政に関しての変更でございますので、市民の皆様方には丁寧にご説明をしていきながら、しっかり説明をした上で、わかりやすい運営という形で目指していきたいと考えてございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  平成27年に自分がごみの質問をしたときのことなんかを振り返って議事録を読んでみましたところ、やっぱりその当時から、その大きな見直しというのを考えているというような言葉が、いくつかの質問の議事録を見たのですけれども、それがついにこのタイミングで少し前進するのかなという、ずっとずっといろんなことを中で検討していただいていたのかなと思うのですが、ここで、そうですね、時代の流れでごみの種類とかもいろいろ変わっていますし、市民の方の意識もまたさらにごみの削減、プラごみをなくすという、そのSDGsに則って、持続可能な社会をつくるという意識も高まっておりますので、そこをうまく生かして、よりよく波に乗っていけたらなというふうに思います。  また、そのいろいろな料金のことはこれから手数料審議会とか、その前にいろいろ、段階があるとは思うのですけれども、方向性を示していただいたということで、ありがとうございます。  中項目2のほうの再質問なのですが、ちょっと細かいことなのですが、コロナ禍でテイクアウトの容器が増えているということで、本当にやっぱりテイクアウトをすると、もう何もかもがプラ容器ですので、例えばなのですけれども、わかりやすくいうと、カレーの容器とか、もう本当に黄色いカレーがありますけれども、それも本当に水でさっと洗って、その固形物がついていなければ、そういう状態で本当にいいのかというのが、一つお聞きします。  よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  再質問にお答えいたします。  いわゆるプラスチック、その他プラスチック容器包装のごみを出すときに、いわゆるカレー等ですね、例えば、油汚れがひどいものであるとか、固形物がついていなければいいのかということでございますが、先ほど私も答弁しましたとおり、結論から申しますと、固形物がついていなければ、リサイクルは可能だということで、確認はしてございます。
     極力品質のよいプラごみのリサイクル、それを考えれば、きれいに、本当に丁寧に洗っていただくことが望ましいのでございますが、それには水もかかりますし、そこは今まで市民の方々がやってきていただいた、議員もあの現場で、ごみがどのような形で出されているかというのはご覧いただいているかと思うのですが、中には、本当に「これはちょっと入れちゃまずいだろう」というものを職員が手作業で取り除いているわけでございますが、そういった作業は行った上で、リサイクルに適したものを選んで、我々がしっかりリサイクルに回してございますので、今後も引き続き、固形物等の除去についてのご協力をいただきたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  あえてその選別に参加したので、大体のことはわかったのですけれども、部長の口から、「本当にカレーの容器、あ、いいのかな」って、市民の方も「さすがにカレーの容器はないだろう」って思っているのではないかなと思うのですよね。  でも、私がその分別のそのレーンで流れてくるもの、禁忌品を取り除いたり、汚い、ちょっともうかびてしまっているようなもの、もう黒かったり、異臭がしたりして、これは明らかにだめという感じではじくのですけれども、でも、容器の中に固形がなくて、割と乾燥していればいいのだなというのは感じました。  とにかく、水気があるとかびてしまって、せっかくきれいに分別してもらったごみまでもが、一定期間一緒に置かれるし、プレスして最終的には圧縮されるのですけれども、その状態で混ざってしまうので、やっぱり水分をしっかりとる、乾かすというのも大事だなというふうに思いました。  それと、ちょっとこれは再質問ではないのですが、私がつい最近気づいたことで驚いたのが、スーパーに白色トレイを出しにいったら、あるスーパーで、今までなかったと思うのですけれども、「納豆のパックは違います」って張られていたのですね。  私、ずっと、納豆のパックを洗剤は使わず、水できれいにして、白色トレイに出していたのですが、どうやら納豆はプラごみだということで、御存じない方はそちらに入れていただきたいなというふうに。  それで、なぜそうなのかというのを調べてみたのですが、溶解温度が低いそうです、納豆のパックは。  なので、その先のリサイクルが違ってくるので、白いのですけれども、納豆のパックはプラごみ。  (「プラごみ」と言う者あり) ○8番 石川さやか 議員  はい、これはちょっと自分で気づいた間違いやすいもので、お知らせしたいなと思いました。  また、先ほど部長の答弁の中で、医療用のごみが混ざってしまっているということで、それは本当に、確かにプラスチックでできているみたいなのですけれども、中が取りきれないとか、チューブの中とか、あるいは、もし、針とかがついていたら、本当に最悪で、禁忌品の一番悪いものなので、評価が一番悪いのになってしまうのですね。  なので、それはぜひ、気をつけて取り除いて、入れないでほしいということと。  その市民の皆様には、プラごみを出した後に、シルバーの職員さんとかが、本当に暑い中、ずっと立ったまま、もう目が回りそうになるのですけれども、ずっと流れてくるごみを分別するという作業が、その先にあるのだということを、ぜひ知ってほしいなって、そのままそっくり出されるわけではなくて。  紙とか布は割とそのままいくのですね、でも、プラごみに関しては、その作業が、プラごみであったり、その危険物、瓶・缶であったりは、手作業で作業されているというのを、よくよく考えていただいて、作業の中で、塩ラーメンの袋の中からパンツが出てくるという衝撃のものがプラごみの中から出てきたのですが、「これはもう悪質だな」って、「わざとだな」って思いましたけれども、そういう方には、本当にその先どうなるのかというのをぜひ知ってほしいなというふうに思いを込めて、質問をさせていただきました。  それで、雑古紙のほうは検討いただけるということで、スーパーのほうは紙袋で出してオーケーだったので、行き先、行き着くところが一緒なら、なぜ市はだめなのだろうということから質問させていただいたのですが、こちらはご検討いただけるということで、ありがとうございました。  それで、燃やすごみの大量に持ち込む際というところで、中項目の1のほうで教えていただいたのですが、臨時戸別収集制度というものがありますということで、こちらだけ、ちょっとどういう制度なのかということをお願いいたします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  再々質問にお答えをいたします。  臨時戸別収集制度はどういったものかというご質問かと思います。  ちょっとPRを兼ねまして、ご説明をさせていただきます。  ごみステーションで収集できるもので、引っ越し、遺品整理等で一度に大量に処分しなければならない、先ほど議員がご質問の中でおっしゃっておりましたが、家を壊す中で大量にごみが出たといったケースなんかも、まさしくそのケースなのでございますが、中には軽トラなんか、いわゆるトラック等をお持ちになっていない、議員もそんなことをおっしゃっておりましたが、そういった方もいるわけでございまして、そういった方々に対しまして、私どものほうから直接ごみを引き取りにいく制度でございます。  直接自宅のほうへ収集を行うわけでございますが、電話予約をいただいた上で、収集にまいります。  実際には、いわゆる指定ごみ袋に入れていただいて、出せるような状態でお待ちをいただくようになるのでございますが、2トントラック1台につき6,000円という形で運営をさせていただいております。  令和2年度におきましては、14件51台の運行がございました。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  このような制度があって、2トントラックを6,000円で、しかも取りに来ていただけるというのは、すごくありがたい制度があるのだなというのを知らなかったので、これはぜひ知っていただきたいなと、空き家を解体するとか、そういうのも促進するときにあわせて、ご案内してもいいのかななんていうふうに思いました。  それでは、次の質問に移ります。  大項目2、子育て環境の充実について。  中項目1、一時預かりについて。  1、一般型と余裕活用型の違いについて伺います。  2、一般型と余裕活用型の本市の現状について伺います。  3、一般型と余裕活用型、それぞれの実績、平成30年度から令和2年度までを伺います。  4、コロナ禍における一時預かりの課題と利用者にとってよりわかりやすい案内の周知方法について伺います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  上林浩二こども未来部長。 ○上林浩二 こども未来部長  子育て環境の充実についての質問の、一時預かりについてお答えします。  まず、一般型と余裕活用型の違いについてでありますが、一般型は専用の保育室の設置と保育士の配置を行い、一時預かりを実施している保育園のことであり、余裕活用型は通常の保育利用児童数が定員に達していない場合に、定員の範囲内で一時預かりを実施している保育園のことであります。  次に、本市の現状についてでありますが、一時預かりを実施している保育園は、公立7園、民間12園の計19園であり、そのうち一般型は公立3園、民間1園の計4園であります、その他は余裕活用型であります。  次に、それぞれの実績についてでありますが、平成30年度2,023人、令和元年度1,906人、令和2年度、一般型197人、余裕活用型431人、計628人であります。  なお、令和2年度から事業類型を分類・整理したため、それ以前の実績については、一括の利用者数であります。  次に、コロナ禍における一時預かりの課題と利用者にとってよりわかりやすい案内の周知方法についてでありますが、保育園におきましては、コロナ禍において、登園自粛等の対応はあったものの、可能な限りの感染症対策を実施しながら、通常開所を継続している状況であります。  しかしながら、子供との触れ合いが欠かせない保育現場において、その対応は非常に難しく、一時預かりも含め、保育と感染症対策の両立、これが最大の課題であると考えております。  次に、利用者にとってよりわかりやすい案内の周知方法についてでありますが、現在、一時預かりの案内につきましては、市ホームページを初め、「子育て応援ブック」、「鹿沼市認可保育施設一覧表」において、事業概要とともに実施保育園を掲載して、周知を図っているところであります。  今後は、区分の確認ができるよう改善を図るなど、よりわかりやすく、利用しやすい情報発信に取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  突然質問に入ってしまったので、何で私はこの質問をしたのだろうと思われた方もいらっしゃるかもしれないのですが、保育園関係の会議に出席をしたときに、「区分が変わって」というお話を聞いたときに、その一般型と余裕活用型という、普通に暮らしていたら絶対に接しない言葉だなと思ったのですが、平成27年の「子ども・子育て支援新制度」の法律改正のところから、徐々に変わってきている部分だと思うのですけれども、要するに、一般型というほうが、先ほど部長の答弁にあったとおりなのですが、ちゃんと一時預かりのためのお部屋があって、そのための職員もいてという状態で、余裕活用型というのは、その名のとおり、通常の保育の中で空きがあったときには預かれますよというほうなので、区分けをしたときにほとんどの園が、余裕活用型になってしまったということで、ということは、いつ預かってもらえるのか、どこに預かってもらえるのかというのがよりわからない、預かってもらえる確率が下がってしまったのではないかということを疑問に思い、質問をさせていただきました。  再質問なのですが、その一般型4園、公立が3園で民間が1園ということだったのですが、そこはどこの園なのかということと。  例えば、1歳児だった場合に、一時預かりは、一般型だと何名預かれるのかをお聞きします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  上林浩二こども未来部長。 ○上林浩二 こども未来部長  再質問にお答えいたします。  一般型の保育園4園はどこですかというようなお話です。  公立3園につきましては、こじか・にっこり・粟野の各保育園であります。  民間1園につきましては、茂呂保育園であります。  次に、各々一般型の保育園で1歳児とした場合に何人預かれるかということですが、こじか保育園で2人、にっこり保育園2人、粟野保育園1人、茂呂保育園2人であります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  一般型の割と受け入れ体制が整っているというところが、こじか保育園、にっこり保育園、粟野保育園と民間で茂呂保育園だということがわかりました。  人数は、1歳児の場合だと1人か2人しか枠がないのだなということがわかりました。  もう1つ再質問なのですけれども、実績、(3)の実績で、一般型の4園が、令和2年は197人ということだったのですが、その内訳と、逆に余裕活用型の、431件あるのですが、上位3園はどの園が預かれていたのかなというのを、教えていただければと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  上林浩二こども未来部長。 ○上林浩二 こども未来部長  再々質問にお答えいたします。  まず、一般型4園の令和2年度の実績ということでございますが、延べ人数で申し上げます。  こじか保育園126人、にっこり保育園11人、粟野保育園8人、茂呂保育園52人、先ほど答弁で申し上げた、計197人であります。  次に、余裕活用型の上位3園の実績ということでございますが、園によって、入所状況、あるいは保育士の数などによって、また、年度によって変動がありますので、あくまでも令和2年度の参考ということで、申し上げさせていただきますが、令和2年度の上位3園は、さつきが丘保育園171人、村井保育園89人、清洲保育園34人、これが上位3園であります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  実績の内訳を聞かせていただきました。  「あ、こういう状況になっているんだな」ということで、つまり一時預かりをお願いしたいと思うお母様方は、この子育て応援ブックを見るか、ホームページを見るか、先ほどもありましたけれども、一覧表を見るかだと思うのですが、それを見たときには、一律にただ園の名前が出ているだけですので、そこでどの程度預かってもらえる可能性があるのかという判断ができるような表記の仕方をしていただけないかなというのが一番の思いなのですが、(4)の再質問ということで、ちょっとそこの工夫ができないかということと。  将来的に、難しいとは思うのですが、日によってとか、変動する、その預かれる枠というものが可視化できないかな、そういうシステムが、予約システムみたいなものができないかなというのをご検討いただけないか、再質問いたします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  上林浩二こども未来部長。 ○上林浩二 こども未来部長  再質問にお答えいたします。  まず、1点目、わかりやすい周知の方法ということで、工夫できないかということでございますが、現在、市のホームページ、また、子育て応援ブック、あるいは認可保育園の施設一覧表において、周知しているところでありますが、実施している園については、一律丸印という形で表示をしているところで、分類整理した、一般型と余裕活用型の区分の確認ができないような状況で、今あります。  今後その区分ですね、まず区分が一目で確認できるような表示、また、区分の注釈をつけるとか、そういうことの工夫によって、利用者によりわかりやすい情報提供をできるように、できるものから早急に改善を図っていきたいというふうに思います。  次に、可視化できるようなシステムの構築とか、導入の考えはというような再質問かと思いますが、一時預かりのシステム等については、全国的に見て、いくつかの自治体で導入されていることは承知をしております。  機能としては様々でございまして、例えば、空き情報が見やすい、閲覧ができるような機能がついている、あるいは、予約できる機能がついている、また、利用登録などのフォーマットとかもついている機能もあるというようなことも、そういったシステムがあるということも聞いております。  システムの構築とか、導入に当たっては、効果を見極める必要があると思います。  課題について、整理・分析した上で、民間保育園等との連携も図りながら、そういったことも必要だと思いますので、議員のご提案、あるいは先進事例のそういったものを参考にしながら、今後、将来的課題として調査・研究してまいりたいというふうに思います。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  石川さやか議員。 ○8番 石川さやか 議員  実際、私はそういうのは難しいのかなと思っていたので、そういった取り組みをされている自治体があるということで、勉強不足で申し訳ありません。  ぜひ、費用対効果とか、いろいろなことを考えた上で、「これは」ということになれば、取り入れてほしいなというふうに思います。  一時預かりに関しては、以前質問させていただいて、こじか保育園を拠点化するということで、保育士さん1人、専任で入れていただけたということ。  また、今日も実績をお聞きして、126名という、断トツで多い人数を見ていただいているのだなということで、ありがたく思っております。  自分のすごく高い理想を言えば、大田原市の「TOKO-TOKOおおたわら」とか、佐野市の駅前にある一時預かりセンターみたいなものとか、本当に6カ月から預かってもらえる、1歳からではなくて、6カ月だったり、あるいは、「本当に緊急の場合は当日でもオーケーですよ」って、昨日もホームページを確認したのですが、書いてあって、なかなかそれは、その受け入れ体制としてはすごく大変なことだし、「そんなこと、逆にしてほしくない」って思われるのではないかなと思うのですが、ただ、預ける側としては、本当に切実で、「その日、本当に困った」、「急に熱が出て」とか、そういう、自分自身がですね、母親が困ったときに預けられるという安心感がある市なのか、そうでないのかというのは、結構大きいのではないかなというふうに、子育てしやすいまちということで、そんな先の先の未来を見据えながらも、でも、今できることは何だろうということで、質問させていただいているのですけれども、また一歩、小さな前進ができたのではないかなというふうに思います。  以上で、私の一般質問を終わらせていただきます、ありがとうございました。 ○増渕靖弘 議長  昼食のため、暫時休憩いたします。  再開は、1時といたします。  (午前11時54分) ○増渕靖弘 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 1時00分) ○増渕靖弘 議長  引き続き発言を許します。  15番、大貫毅議員。
    ○15番 大貫 毅 議員  15番、大貫毅です。  午後一番ということで、眠くなる時間ではありますけれども、ゆっくりとお休みになる方は休んでいただいて、執行部の方は寝ないようにしていただいて、質問のほうにご答弁をいただければと思います。  まずはじめに、協同労働という新しい働き方の推進についてということです。  これは、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、12月、臨時国会で、超党派による議員立法なのですけれども、協同労働というものを法的に位置づける労働者協同組合法というのが全会一致で制定をされました。  その組合に参加する労働者が出資をして、それぞれの意思による、それぞれが、一人一人が1票の投票権を持って、事業の運営を、組合自らが行うといったような組織であります。  実は、G7の中では、日本だけがこの仕組みが法制化されていなくて、アメリカを初め、ヨーロッパ諸国では、もう既にこういう働き方が進められておりました。  それで、この協同労働組合法の設置の目的でも、地域の多様な需要に応じた事業を行って、持続可能な地域社会の実現に資するというようなことも書かれておりまして、非常に地域づくりに有用なツールとして、一つ活用できるのかなというふうにも思っているところです。  そこで、執行部のほうにお尋ねをしたいと思います。  労働者協同組合法が成立したが、協同労働は地域課題の解決や持続可能で生き生きとした地域づくりに有用と考えるが、市として政策課題に取り上げるべきではないか。  もう1つは、広島市で取り組んでいる「協同労働モデル事業」を参考に、「地域の夢実現事業」や「市民協働モデル事業」をさらに発展させ、その中に協同労働を位置づけてはどうかということです。  既に広島のほうでは、この法律ができる前に、協同労働プラットフォームという窓口を立ち上げて、協同労働を支援をしています。  非常に地域でも定着をしてきているというふうに聞いています。  また、この協同労働は、法律ができる前でも、栃木県内でも、ワーカーズコープというような、そういう団体があって、県内でもいくつかの事業者が既に事業を行っているところです。  鹿沼市としての考え方をお聞きできればと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  協同労働という新しい働き方の推進についての質問にお答えをいたします。  労働者協同組合法は、営利を目的とせず、働く人が出資して組合をつくりその運営に携わる、協同労働という新しい働き方を法律化したものと承知をいたしております。  この制度により、新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事を失う方々が増加する中で、多様な就労の機会が創出されるとともに、幅広い世代の方々の社会参加が促進されることが期待をされております。  さらに、この制度は、自分たちの抱える地域の課題について、自分たちで考え、自分たちで働き、解決するための手段としても大きな可能性を秘めており、鹿沼市が次期総合計画の中で位置づけようとしている「共創」の考え方とも相通づるものがあると考えております。  人口減少時代の中、持続可能なまちを実現するため、全世代が参加し、全員が活躍するまちづくりを進めていかなければなりません。  今後は、この新しい働き方も有効な手段の一つとして視野に入れながら、地域課題の解決に向けて取り組んでまいります。  次に、「協同労働」の考え方を「地域の夢実現事業」や「市民協働モデル事業」に位置づけることについてでありますが、両事業とも地域の団体や市民グループ等が実施主体となり、公益性の高い事業を実施をいたしております。  住民が主体的に地域や社会の課題解決に向け取り組めるという効果がありますが、補助金等に頼らない事業の自立化や継続性に苦慮しているところであります。  「協同労働」は、現在取り組んでいる事業をさらに一歩発展させたり、少人数で新たな事業を立ち上げたりする場合などには有効であると考えております。  今後、市民自治をサポートする事業の中で、「協同労働」の仕組みをどのような形で導入できるのか、さらに研究してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  答弁ありがとうございます。  市長からも協同労働の仕組みというものの有効性というか、そういうものはご理解いただいて、前向きに研究、研究ですかね、まだ、研究していただけるものと思いましたけれども。  まさに、今、この間、議員全員協議会で、第8次、次期の総合計画の中で政策6、和やかさというところで、「多様性を支える協働のまちづくり、市民協働」という項目があって、行政でなく、地域コミュニティ組織、NPO、企業等、多様な主体が継続的に活動にかかわる仕組みづくりや、それらの活動の人材、資金、ノウハウ等の確保に向けた支援等を積極的に行い、市民サービスの維持、地域課題の解決に取り組んでいきますと書いてあるのですね。  だから、まさにこれって、協同労働とかの仕組みには、すごくマッチするのではないかなというふうに思いました。  それで、広島なんかでもやっているのを見ると、まさに、こういう、それを先取りしてやっているのかなというふうに思っております。  それで、そういう意味で、鹿沼市でも、すごくいろんな、「地域の夢実現事業」とか、いろいろ、その中で、地域でもいろんな動きが出てきていると思うのですよね。  西大芦のほうでも、宅配弁当をやって、地域の見守り活動とかも含めてやっていたり、南摩のほうでも、いろんなその、草刈りをやったりとか、南押原でも友遊館の事業とか、いろいろ本当にできてきていると思うので、やっぱりそれをさらに進めていくというのは必要なのかなというふうに思います。  それで、市長が昨日あたりの答弁で、やっぱりその市民協働を進める上に当たって、みんなが参加できるシステムづくりが必要なのではないか、みたいなことをおっしゃっていたので、もうちょっと、もう少しそこを深堀して聞きたいなというか、今までやってきた取り組み、市民協働の取り組みの総括というか、どの辺に、今ちょっと課題、いろいろ、持続可能性の問題とかありましたけれども、その辺を含めて、どんな仕組みづくりというものを市長としてイメージしているのか、市長の考え方をもう少し聞かせていただければと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  再質問にお答えしたいと思います。  どんなイメージを持っているのかということでありますけれども、その前に、先ほどちょっとお話にありました、現在、「地域の夢実現事業」の中で取り組まれている西大芦地区の弁当の宅配とか、あるいは、農産物の市、そういったこととか、南摩地区の紹介もありました。  そのほかでも、中央地区ですと、高齢者の生活支援であったり、板荷地区ですと、そば店を経営するとか、そんな取り組みがされております。  また、市民協働モデル事業では、「活きいきこっとん村」、これなんかも活動を展開していますし、また、最近では、大芦川の創生事業、こういったこととか、菊沢では、スマイル号という、これもいろいろ高齢者の支援事業というようなことで、いろんな取り組みがされているところでありますので、先ほど提案いただいている、協同労働というところも、うまくそこに組み合わせながら、あるいは、また、新たな分野を開拓するという意味で、いろいろ、そういったものがどんどん立ち上がってくると、非常に頼もしいなというふうにも思っているところであります。  昨日も藤田議員の質問の中でお答えしたところを取り上げていただいたと思っています。  自助・共助、そして、公助というところで、なかなかこれから人口減少、超高齢社会ということになると、自助にも限界が見えてくる、さらには、公助のほうも当然税収は減ってきますし、職員そのものが、間違いなく減っていくだろうということからすると、今と同じサービスを同じように維持するということがかなり困難。  そうすると、そこをつなぐ互助、共助というものが非常に重要になるということで、そういう意味では、先ほどの話に戻りますけれども、こういった取り組みというのは非常に、これからますます注目を集めてくるというふうに思っています。  ただ、働くということ、あるいは、ボランティアもそうでありますけれども、やっぱり「それに対する見返りは何か」ということになると、必ずしも、それはもうお金の話ではなくて、やっぱり働くことの意義、そして、それを、相手側の感謝というか、そういったものが実感できるようなものでなければ、恐らく持続するのは非常に難しいのだろうというふうな気がいたしておりますので、そういう意味では、その仕組みを、やっぱりみんながそういった気持ちで参加できるような、いろんな選択肢はあると思うのですけれども、そういったものをたくさん用意していくことが非常に重要であると。  これというよりも、いろんなものがどんどん自然発生的に生まれてきて、そういったものにみんなが、自分の得意なもの、関心のあるもの、興味のあるものに参画をしていくと、そういった仕組みをどんどんつくっていくことが極めて重要なのかなというふうに、私も個人的には思っておりますので、そういった選択肢をどんどん提供できるような、そういったことをこれから考えていくべきだろうというふうに思っております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  今いろんな、多様なそのチャンネルがあって、そこに参加できる仕組みというのは、いいのかなというふうには思います。  それで、協同労働というのは、3人の組合員が集まれば、事業ができるのですね。  それで、派遣事業以外は制約は全くないので、何でも、変な話できてしまうのです。  農業もできるし、林業もできるし、アメリカなんかでは、ITの関係の事業なんかを協同労働でやっているなんていうところもあるので、非常にその選択肢が広くて、いろいろ使えるというのですね。  今、その、先ほど市長が言ったコロナの話で、失業者がという話もありましたけれども、例えば、会社がちょっと、後継者がいないなんていう会社を、では、そこで働いている人が、「協同労働で担なっちゃおうか」なんていうのも、実はありなのですね。  まあ、そういう意味では、非常に選択肢があるものだなということ、ですし、NPOは何か、多分、行政庁の認可が必要なのですけれども、協同労働、この組合は、認可は必要ないのですね。  準則主義といいまして、その届け出をすれば、それでできてしまうという仕組みなので、ある意味、そういう目的でつくられたからそうなのですけれども、ハードルが低いと言えば低いのです。  それで、やっぱり、みんな、やっている人が言うのは、「お金も大切だけれども、やっぱりみんなが、いろいろ意見を言い合って、自分たちで決めて、事業をやっているんだという、その満足感というか、そういうものが非常に得られるし、そういう意味では、持続可能性がそういうところの部分でもある」というふうに言ってらっしゃいました。  ぜひ、次期総合計画の中でも、その部分も検討いただいて、さらに鹿沼市の、そういう市民協働のまちづくり、「共創」ですか、そういうものが図られていけばなというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  では、次の質問に移らせていただきます。  子どもの貧困対策についてということです。  これ以前、令和元年6月の議会で質問をさせていただきました。  そのときも、「子どもの貧困の実態調査を行ってはどうか」ということを質問させていただきましたが、今回の令和3年度の予算で、「子どもの貧困の実態調査」が予算化がされました。  その内容はどのようなものになるのか、また、今後の施策展開の方向性はどういうものなのか、伺いたいと思います。  さらに、貧困の連鎖を断ち切るためには、教育の機会の保障が重要と言われております。  経済的に恵まれない家庭の子供たちに対して、どのような支援が行われるのか、また、課題や今後の支援の取り組みについて伺いたいと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  上林浩二こども未来部長。 ○上林浩二 こども未来部長  子どもの貧困対策についての質問にお答えします。  まず、「子どもの貧困実態調査」の内容と今後の施策展開の方向性についてでありますが、子供の貧困は大きな社会問題となっており、令和元年に行われた厚生労働省の調査では、日本の子供の貧困率は13.5%、7人に1人の子供が貧困の状態と言われております。  同年には、「子どもの貧困対策の推進に関する法律」が改正され、子供の貧困に関する調査の実施に努めることとされました。  本市におきましても、支援や相談などに携わっている方を対象にした調査を実施したところであります。  一方、本年度予算化した調査につきましては、当事者の子供とその保護者を対象とし、子供たちが生まれ育った家庭の経済状況にかかわらず、未来への希望を持って成長できる機会と環境を提供し、貧困の連鎖を断ち切ることを目的に、子供の貧困の実態を調査するものであります。  調査の項目につきましては、「子供の貧困対策に関する大綱」の重点施策に沿った「教育」、「生活環境」、「保護者の就労」、「経済状況」の4分類に、「家族構成及び家庭環境」、「子供及び保護者の経験」、「支援の状況及び希望」の3分類を加えた7分類によるものを考えております。  今後、調査の結果をもとに、教育の支援、生活の支援、保護者の就労支援、経済的な支援の4つの観点から、鹿沼市の実態に応じた効果的な取り組みを検討し、貧困対策の計画策定を進めてまいりたいと考えております。  次に、経済的に恵まれない家庭の子供たちに対する支援についてでありますが、本市では、経済的な理由により、児童生徒の学用品や給食費等の支払いが困難な家庭に対し、その費用の一部を助成する就学援助制度を実施しております。  4月上旬に学校から全ての保護者に対し、パンフレットを配布して周知を行い、新規認定希望者に対しては、学校を通して申請書を配布し、受け付けを行っており、年度途中においても、家庭急変による申請など、随時受け付けをしております。  また、生活困窮者自立支援法に基づき、経済的な理由により学習塾等に通えない小学4年生から中学3年生を対象に個別学習指導を行う「子どもの学習支援事業」(愛称いちご塾)を外部委託により実施しております。  昨年度までは市民情報センター、東部台コミュニティセンター、南摩コミュニティセンターの3カ所で週1回、2時間の学習支援を実施してまいりましたが、土曜日実施の東部台コミュニティセンターを希望する利用者の増加や北部地区での開設要望等の課題が生じたことから、本年度新たに菊沢コミュニティセンターでの土曜日開催を設け、利便性の向上に努めたところであります。  今後も利用者の要望に対して、柔軟に対応しながら、本事業の推進を図ってまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  ありがとうございます。  いくつか再質問させていただければと思いますけれども、1つは、前に聞いたときにも、まず支援者を中心に、アンケート調査を実施をしたいというようなお話だったのですね。  まあ、それ、されたということだと今お聞きしましたので、その内容等が、その中から見えてきた鹿沼市の課題みたいなものがあればそれを1つお聞かせいただければと思います、それがまず1点。  それから、そのアンケートはどのぐらいの規模でやるのか。  それで、よそのやり方を見ると、宇都宮市なんかは郵送方式だったみたいですけれども、小山市は学校配布で学校回収、鹿沼市はどういう方法をとるのか。  学校のほうの負担があるけれども、学校回収のほうが回収率が高いというのもあるようですし、学校の事情もあるので、そこの負担がないようにやらなくてはいけないのでしょうけれども、どんな方策でやるのかなというのが2点。  すみません。  それでもう1つ、それから、今後その計画を多分策定をするというお話でしたので、その計画策定はどういう体制でやるのかな。  それで、市役所だけで見ても、いろんな部署にかかわる問題・課題だと思うので、そういう庁内横断的な組織というか、そういう体制でやるのかどうなのか。  あと、もう1つは、支援者、そういう人たちもその計画の策定にかかわるのかどうなのか。  それで、障害者の権利に関する条約をつくったときのスローガンは、「私たちのことを私たち抜きで決めないで」というのがスローガンだったのですね。  そういう意味では、やっぱり当事者の意見というか、そういうものが計画に反映しないと意味がないということだと思うので、当事者といっても、なかなかそこは難しいとすれば、支援に当たっている方、あるいは、教員等で現場で実際にそういう課題に直面している方、そういう者と一緒にやっぱり計画を策定する必要があると考えますけれども、どのようにお考えなのかお聞きしたいと思います。  その4点、すみません、お願いします、4点、では。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  上林浩二こども未来部長。 ○上林浩二 こども未来部長  再質問にお答えいたします。  盛りだくさんの再質問ですので、順を追って説明させていただきます。  まず、前回、令和元年に行った支援者対象の調査ということの、それの結果というか、どういったものが見えてきたのかということですが、こちらについては、子供の貧困対策について、検討を行うに当たりまして、支援とか相談に携わっている方を対象に、まずアンケートをとったものであります。  経済的に困窮する子供たちの状況、あるいは、必要とする支援の内容、そういった支援者間の連携の状況、そういったものを確認するためにアンケートをとらせてもらいました。
     実施したのは令和元年9月から10月にかけてでして、関係者123個人・団体、また、主任児童員等にアンケートをさせていただいて、85.3%の回収率でした。  その中で、いろいろ項目はあるのですが、なかなか、やはり子供の貧困の状態がはっきりと見えてこないというのが一番の課題なのかなということで、やっぱりそういうことでまとめさせていただいたわけですが、今回の計画策定に当たっての当事者及び保護者のほうのアンケートとあわせて、また、分析調査をしていきたいというふうに思います。  次に、2番目、今回の調査はどういうふうにやっていくのかということですが、今回の調査については、9月頃、調査のほうを実施をしてまいりたいというふうに考えております。  9月から12月にかけて調査をして、分析をしていきたいというふうに考えてございます。  それで、他市の状況をちょっとお話いただきましたが、確かに宇都宮市は郵送配布・郵送回収。  それで、小山市は学校配布・学校回収。  それで、もう1つ言えば、那須塩原市なんかは両方併用で行っていたという事例があります。  この辺については、こども未来部のほうと教育委員会のほうと調整をさせていただきながら、学校配布のほうが回収率がいいのは当然なのですけれども、その辺調整をさせていただきたいというふうに思います。  次に、3番目、策定体制についての質問で、どういった体制でというご質問だったかと思うのですが、令和元年の調査の際も、現にもう庁内でワーキンググループ等体制づくりをしておりまして、そういった関係各課、横断的に検討できるような体制で今回も進めていきたいと思います。  それで、4点目、今回の計画策定に当たって支援者はかかわるのでしょうかということでございます。  当然のことながら、ご意見を伺うという機会は設けていきたいというふうに思います。  それはある程度、素案等ができ上がった段階で、集めてやるというのも、今コロナ禍ですので、なかなか難しいと思いますので、そういった令和元年度のアンケートに参加いただいた団体の中からご意見聴取という形で、ぜひやっていければというふうに考えております。  以上で再質問に対する答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  盛りだくさんですみませんでした。  できれば、回収率が高い方法で、せっかくやるのですからと思います。  それから、支援者が入るか入らないかという話で、意見をお聞きしますという話でしたけれども、できるだけその計画の中にその人たちの意見も盛り込めるというか、そういう体制でぜひやってほしいと思うのですよ。  言葉悪いですけれども、「パブリックコメントやりました、皆さんの意見は聞きましたよ」的なものではなくしてほしいなというか、ちゃんとその中にいろんな方の意見が反映できるような、その方策で、コロナ禍ということで、なかなか人が集まるの難しいというのは理解いたしますけれども、計画のある程度素案の段階からかかわれるような形で、ぜひつくっていっていただければなというふうに思います、よろしくお願いします。  それで、2項目目で、ちょっと質問させていただきたいのですけれども、これ教育長に聞いてもいいですか。  小山市でやった貧困実態調査によると、勉強の理解度が、やっぱり貧困世帯のほうが低いというのが調査として出されているのですね。  それでまた、将来への希望を持っていますか、持っていませんかという問いに対しても、やっぱり貧困の度合いの高い人のほうが、希望を持てないというようなことが出ています。  大阪で何かやった、阿部彩さんって、今はどこだ、所在が、東京かな、やった調査があって、その結果によると、やっぱり低所得層の家庭で育ったお子さんのほうが、やっぱりその自己肯定感が低いって言っているのです。  それで、やっぱり学力とか、学力以外の能力、多分音楽とか、体育とか、図工と言っていますけれども、そういう能力は自己肯定感にやっぱり大きく影響していると。  それで、やはり、学力がある程度ついたり、学ぶことが楽しかったり、学力以外測れない、音楽とか、体育とか、そういうもので得意なものがあるとかっていうほうが自己肯定感が高くなるというか、そういうことがあるということで、そういう意味では学校の教育って、その自己肯定感を培う上で大変大切なことだと思うので、やっぱりその学力を向上するとか、あるいは、得意なものを見つけるとか、そういうことなのだと思うのですね。  それで、やっぱりその中で言っているのは、思いやりある大人の存在が、その自己肯定感が低下することを妨げる大きな力があるというふうに言っているのですよ。  そういう意味だと、やっぱり身近にいる学校の先生って、非常に役割が大きいのかなと思うのですけれども。  先ほど子供の貧困って非常に見えにくいというお話もありました。  そういう意味で、その学校の先生にばっかり押しつけたら気の毒なのですけれども、やっぱり学校の先生も子供の貧困が今課題になっていることを踏まえて、どういうふうな支援を気をつけているのかとか、あるいは、そういうことを教員の皆さんがどうやって知ったり、情報を共有して、そこに取り組もうとしているのか、教育長の、もし見解というか、考え方なんかをお聞かせ願えたらなと思います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  中村仁教育長。 ○中村 仁 教育長  お答えしたいと思います。  子供の貧困等に関してのことなのですけれども、全国学力・学習状況調査の中でも、質問紙調査がありまして、それらの質問紙の結果なんかにも関連するのですが、実は子供の学力というのは、その家庭環境ですとか、いわゆる社会・経済的な要因との相関があるというふうな研究も出ております。  確か、お茶の水女子大学の耳塚教授という方が中心になって分析した大きなレポートがあると思うのですけれども、その中で、そういったことも指摘をされているところだと思います。  それで、そういった要因がある中で、それにもかかわらず、学力が伸びている学校の特徴は何かというふうなことも、その研究の中で触れられているわけなのですけれども、やはり先生が丁寧に見とったり、宿題を出したら必ずそれを丁寧に見て返したりというふうな、普段からのきめ細かな対応というふうなことがやはり大事ではないかというふうなことが指摘されたりもしております。  それから、今お話のありました、自己肯定感というのは、本当に大事なものだと思いまして、全て学力や、そのほかの力の土台になるものとして、自己肯定感というものは非常に大事なものであるなというふうなことはご指摘のとおりだと思います。  それで、今取り組んでおります、新しい学習指導要領に基づいた教育なのですけれども、子供たちに育てたい資質・能力として、3つの柱というのが言われているわけですが、知識・技能と思考力・判断力・表現力というものと、それから、学びに向かう力、人間性等というふうなことで、いわゆる見えない学力ですよね、非認知能力なんて言われているのですけれども、それが非常に重要視されているところです。  それで、特に今年度は、年度当初、校長会などを通じまして、各学校でどんな力を伸ばしたいかというふうなことを校長先生方には考えていただきました。  それで、多くの学校で、やはりその非認知能力を伸ばしたいと、自己肯定感とか、思いやりとか、優しさとか、そういったものを伸ばしていきたいというふうなことを意識して取り組んでいただいている学校がほとんどでございます。  それで、どうやってそれを伸ばすかというふうな具体的なやり方なのですけれども、学校行事を通してですとか、あるいは、今お話もありましたように、学力と相関しますので、授業の中で伸ばすとか、あるいは、その自己肯定感を伸ばすための取り組みとか、重点的な学校行事を設定するとかというふうなことで、その辺につきましては、各学校で取り組みを進めているところでございます。  それで、毎月校長会があるのですけれども、そんな中で、私のほうからも校長先生に、いわゆる見えない学力を伸ばすことの重要性ですとか、具体的にどんなふうに取り組んでいるかというふうなことの話をしたり、各学校でこんなことを取り組んで、効果を上げていますよというふうなお話をさせていただいておりますので、そういったことを通じて、大事な部分ですので、取り組んでいきたいというふうに考えているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  ありがとうございました。  非常に学校の中で取り組んでいるというお話を聞けて、安心しているところですし、また、次期の教育ビジョンの中でも、ぜひこうした視点もしっかり大切にしていただいて、取り上げていっていただければと思います。  では、次の質問に。 ○増渕靖弘 議長  ここで、執行部の入れ替えをしますので、時間を止めてください。  (執行部入れ替え) ○増渕靖弘 議長  執行部の入れ替えは終わりました。  時間を進めてください。  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  続いて、飼い主のない猫、いわゆる野良猫の対策についてということで、お聞きをいたします。  1つ目、飼い主のない猫(野良猫)に対する苦情・相談の現状について伺う。  それらに対する対応について伺う。  市として飼い主のない猫(野良猫)を確保し、保護する施設を設置する考えがあるのか伺う。  全国的に行政、動物愛護団体、地域住民が協力して、地域猫活動を取り組み、成果を上げているが、市として推進する考えはあるか。  ふるさと納税制度を活用し、地域猫活動を支援している団体が増えているが、市として取り組む考えがあるか。  以上、お願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  飼い主のいない猫対策についての質問にお答えします。  まず、苦情・相談の現状及びそれらに対する対応についてでありますが、ペットに関する業務は、本年4月の組織・機構の見直しに伴い、その所管が保健福祉部健康課から環境部環境課へ移行されました。  本年4月以降、これまで猫に関する苦情・相談は2件あり、業務の移行前は、平成30年度が7件、令和元年度が7件、令和2年度が15件で、相談の主な内容については、屋外飼育、ひっかき傷、餌やり、鳴き声、ふん尿に関するものでした。  その対応につきましては、えさやりについては、行為者が特定できれば行為者への注意を行い、飼い主のいない猫から被害を受けている方に対しましては、自衛策を助言させていただきました。  また、専門性の高い内容の場合には、動物愛護指導センターを案内いたしました。  今後とも動物愛護指導センターと連携して、対応してまいります。  次に、保護施設を設置する考えについてでありますが、国や県においては、平成24年の「動物の愛護及び管理に関する法律」の改正により、人と動物の共生する社会の実現に向け、「殺処分ゼロ」を推進しているところであります。  飼い主のいない猫を捕獲し、保護することは、殺処分につながる可能性が高く、一時的な削減にはなると考えられますが、動物愛護法の趣旨に反するものと考えられます。  また、飼い主のいない猫と飼い猫との区別は難しく、捕獲し、保護することは所有権の問題が生じる可能性がございます。  飼い主のいない猫の保護は、動物愛護法では、本来県の業務であることから、保護する施設を市で設置する考えはございません。  次に、地域猫活動を市として推進する考えについてでありますが、行政、動物愛護団体、地域住民が協力して、地域猫活動を取り組んでいる事例があることは承知をしてございます。  今後、これらの事例を見ながら、まずは飼い主のいない猫に関する課題の把握に努めてまいります。  次に、ふるさと納税を活用し、地域猫活動を支援する考えについてでありますが、ただいま答弁しましたとおり、課題の把握に努めるとともに、ふるさと納税を活用した全国の事例について、調査・研究してまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  答弁ありがとうございます。  苦情は7件、7件、15件ということで、そんなに、若干増えてきているのかなと思いますけれども。  猫が好きな人にとっては、地域にいる猫、「かわいいね」って感じなのですけれども、本当にその迷惑千万だというふうに怒り心頭な方もたくさんいらして、私のほうにも連絡がくるわけです。  それで、「何で捕獲して、市のほうで収容したりできないんだ」っていうお叱りを受けているのですが、市のほうではなかなかその動物愛護法の観点から難しいとか、所有権の問題、本来は県の事業ということのようでありますけれども、実際にこの苦情があって、市のほうが対応して、解決に向かったのかどうなのか、その点、把握していたら教えてください。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  黒川勝弘環境部長。 ○黒川勝弘 環境部長  再質問にお答えいたします。  私、先ほど答弁をさせていただきましたとおり、機構・組織改革に伴いまして、この4月に、私のもとにまいった業務でございます。  その意味では、ちょっと言い訳じみてしまいますが、この2カ月間で、苦情が2件で、軽微な苦情であったということから、先ほど答弁しましたとおり、自衛策をご案内したりするなどで、ご連絡をいただいた方にはご納得をいただき、1件は、動物愛護指導センターをご案内をさせていただきました。  先ほど言いましたとおり、餌やりなんかの行為につきましては、私どもから伺って、恐らく保健福祉部のほうでもそういった対応はしていたのだと思います。  今後も必要に応じて市がかかわれる部分では、しっかりかかわっていきたいと考えてございます。  ただし、答弁のありましたとおり、施設等までをつくってというところまでは、現時点では、そこまで踏み込んだ形でやれるところは、今のところちょっと考えがございませんでして、市としまして、この地域猫活動に対しまして、どういったかかわりができるのか、しっかり研究してまいりたいと考えてございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員。 ○15番 大貫 毅 議員  ありがとうございます。  確かに、動物愛護法上は県の仕事で、ただし、県は一切、やっぱり引き取りというのは、もう猫の場合は一切やらないというのが現実なのですね。  そうすると、結局のところ、何の解決策もないまま、放置されているというのが、今の現状なのですよ。  それで、これは何とかしてほしいなというのが、私の思いです。  それで、鹿沼市内にも、動物愛護団体がいて、実際にはその方たちのところに、相当数の連絡があって、その人たちが、避妊・去勢をしたりして、被害を食い止めているというのが現実なのですね。  そういう意味では、地域猫活動というのは、今のところ唯一の方策なのかなと思っています。  愛護団体の人が、一旦確保して、そして、去勢・避妊をして、地域にもう1回戻すと。  それで、地域の中で、餌をあげる人、トイレを設置して清掃する人、そういうものを取り決めていただいて、大体野良猫ですと、3、4年でお亡くなりになるそうですから、それが地域猫活動として、今定着をしている内容です。  ただ、残念なことに、鹿沼市では、避妊の助成をしていただいているのですけれども、実際には予算が途中で打ち切られてしまって、12月ぐらい、猫の繁殖期に使えないとかって、そういう課題も実は生まれているのです。  そういう意味で、財源として、ふるさと納税を使うことというのは、他市でも非常に有効な手段として今使われていますから、それは検討していただきたいということです。  それで、これは要望しておきますけれども、あと鹿沼市の適正飼養検討会というのが、実は、この助成制度を設けたときにつくられたのですね。  それで、これしばらくやっていないと思うのですけれども、部長のほうで、現状を今後把握したいということがありましたので、ぜひ愛護団体も含まれていますから、この検討会、もう一度開いていただいて、この課題について、ぜひ向き合っていただきたい。
     市民の中で困っている方は確実にいる。  そして、動物愛護のために、殺処分をゼロにしたい、こういう方も鹿沼にいる。  この人たちがうまくタッグを組めば、行政とともにやっていけば、この地域の猫の、この野良猫の問題も解決できる道筋はあります。 ○増渕靖弘 議長  大貫毅議員、時間になりました。 ○15番 大貫 毅 議員  よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  暫時休憩いたします。  再開は2時といたします。  (午後 1時50分) ○増渕靖弘 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 2時00分) ○増渕靖弘 議長  引き続き発言を許します。  23番、鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  こんにちは、自由民主党、鹿沼市議会、会派希望の鰕原一男です。  今回、この議場での一般質問は、新たな議会棟の完成により、余程のアクシデントがない限り、最後となりますので、会派希望所属の2名の議員は、意図的に大トリと大トリの前を占めさせていただくことにいたしました。  会派名、希望は、「希望に燃えよ」、「一生が勉強」のモットーをもとに、名づけております。  ところで、鹿沼市議会基本条例は、平成23年9月に施行されておりますので、間もなく10年を迎えようとしています。  なお、鹿沼市の自治基本条例は、議会基本条例の半年後の平成24年3月ですから、10年前の鹿沼市議会の意気込み、健全性は大いに評価されるところであります。  その鹿沼市議会基本条例には、議会は政策決定及び執行機関に対する監視及び評価を行い、並びに政策を提言することにより、市民生活の向上及び福祉の増進並びに市政の発展に努める責務を有するとあります。  市議会議員として、執行機関に対し、妙におもねることもなく、忖度することもなく、議会は市長とともに、市民の信託を受け、市長と対等な関係のもとに、相互の牽制及び抑制を図る、二元代表制のもとで、市民の信託に応えていきたいと思います。  それでは、通告に沿って、一般質問を行います。  まず、議会の討論について伺います。  令和元年第6回定例会、議案第82号 令和元年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)については、討論が終結し、議案等の賛否、賛成か反対かを決定する採決となりました。  この際の反対討論について、佐藤市長は、「これは自分の意見をその場で言っただけで、何の、ルール上、何の意味もない」との見解を示しています。  現時点においても、見解には相違がないのか、佐藤市長に伺っておきます。  令和3年第1回定例会、議案第31号 鹿沼市前日光つつじの湯交流館条例の一部改正についての修正動議に対する2名議員の反対討論も、「これは自分の意見をその場で言っただけで、何の、ルール上何の意味もない」との見解なのか、佐藤市長に伺います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  議会の討論についての質問にお答えをいたします。  この、4回目ということになりますけれども、繰り返しになると思います。  まず、令和元年第6回定例会、議案第82号 令和元年度鹿沼市一般会計補正予算(第4号)の反対討論についてでありますが、「これはご自分の意見を言っただけで、ルール上何の意味もない」と言った私の見解は、現在も全く変わりはございません。  これまでの答弁の繰り返しになりますが、私が「意味がない」と申し上げたのは、議案に関する審議が全て終了した段階において、「反対討論の中で、発言をもって予算額の修正を提案したではないか」という主張されるものでありますけれども、残念ながら、議事運営上は、何の効力も発生しないということから、「意味がない」と申し上げたものであります。  これは、毎度繰り返しておりますので、大方の議員の皆さんはご理解いただいているというふうに思っております。  次に、令和3年第1回定例会、議案第31号 鹿沼市前日光つつじの湯交流館条例の一部改正についての修正動議に対する反対討論についてでありますが、鰕原議員ほかの皆さんから修正動議が提出され、その段階で、議会には、執行部提案の原案と修正案の両方が提出されておりました。  鰕原議員ほかからの提出された修正案に対し、反対の立場からお二人の議員が執行部提案の原案に賛成との意思を表明されたものであり、この討論については、「何の意味もない」どころか、議会のルールに沿って、「大いに意味のあるもの」と理解をいたしております。  繰り返しになりますが、令和2年第6回定例会において鰕原議員に対し答弁したとおり、健全な市政発展のため、賛成・反対も含めて、議員各位が活発に議論を繰り広げること自体は、大いに望ましく、歓迎するところであります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  今回の議会でも、この議会の討論について、一般質問をし始まりました。  事の始まりは、市長が「災害復旧事業費に反対した議員がいる」と、2020年(令和2年)1月9日に公言したことに始まりました。  これは、前の年の2019年(令和元年)12月、第6回定例会の補正予算に、私が反対したことを根拠にしたものです。  しかし、反対討論の内容は、災害復旧に関する事業費に反対したものではないことは、今までの議論をもってしても明らかです。  したがって、市長は、討論を、そのものを否定せざるを得ないので、議会での討論を、「自分の意見をその場で言っただけで、何の、ルール上何の意味もない」との、おかしな見解を言い続けていかなければならなくなっているのであります。  おかしな見解は、訂正することが肝要であるかと思います。  市長に答弁を求めます。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  おかしな見解ということで、指摘をいただきました。  先ほども答弁しましたように、「そこで、議論の中でもって、自分は提言をした」というふうなことをおっしゃっていました。  それを決して否定するものではありません。  ただ、議会のルール上、鹿沼市議会の会議規則第16条の規定には、「予算案の一部に反対の意思がある場合には、議案の修正動議を行うこと」と、明確に書いてあるのですよ。  それさえやってあれば、何の問題もなかった。  ところが、その手続を怠って、「自分が討論でそう言ったから反対してない」というのは、これは成り立たない。  残念ながら、どこにもその記述というか、反対というのは、議会だよりにもはっきり書いてありますし、その議案、予算案に反対したという事実は隠しようがない、消しようがない事実でありますから、おかしな見解というのは、そっくりお返ししたいと思います。  以上です。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  おかしな見解は、おかしな見解でありますから、私は修正いたしません。  次の質問にありますけれども、私は地元議員として、豪雨被害の、被害者の一人であります。  豪雨の水害の被害者の一人であります。  1日でも早い復旧に汗を流している被災された住民の一人として、災害復旧に関する事業費に反対するわけありません。  おかしな見解が名誉を棄損していることを申し述べ、次の質問に移ります。  河床の整備について、及び具体的な場所として、思川柳橋から大芦川合流地点までの河床整備について伺います。  市内河川の河床整備について及び河床整備の課題について伺います。  流下阻害等によって、洪水氾濫の危険が予見される河川の河床整備(繁茂している樹木の伐採や堆積している土砂の掘削や撤去)について、鹿沼市国土強靭化地域計画には、どのように位置づけされているのか伺います。  具体的な場所として、思川柳橋から大芦川合流地点までの河床整備について伺います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  河床の整備について、及び具体的な事例場所として、思川柳橋から大芦川合流地点までの河床整備についてお答えします。  まず、市内河川の河床整備計画及び河床整備の課題についてでありますが、一級河川の管理者である栃木県によりますと、災害による被災箇所の復旧に全力で取り組むとともに、再度の被災を防止する観点から、被災箇所周辺の堆積土砂の撤去を優先的に進めております。  また、被災していない箇所につきましても、周辺の土地利用等を踏まえ、優先度を考慮しながら、継続的に取り組んでいくとのことです。  河床整備の課題につきましては、掘削した土砂の受け入れ先の確保や事業費の確保と伺っております。  次に、流下阻害等によって洪水氾濫の危険が予見される河川の河床整備(繁茂している樹木の伐採や堆積している土砂の掘削撤去)について、鹿沼市国土強靭化地域計画にはどのように位置づけされているのかでありますが、計画では、「河川の浚渫や堤防の強化について、国・県に積極的に働きかける」となっております。  次に、思川柳橋から大芦川合流地点までの河床整備についてお答えします。  県では、清南橋上流にある松原堰付近の土砂堆積が甚だしい箇所につきましては、災害復旧工事とともに、土砂撤去を実施いたしました。  残りの区間につきましても、河床の掘削を順次進めていくと伺っております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  部長より答弁をいただきました。  令和元年(2019年)10月の東日本台風の豪雨出水により、思川では、久野、口粟野地内数カ所において、堤防が決壊し、甚大な浸水被害が発生しました。  私も全く予測しない水の流れであり、想定外の被害に遭った一人であります。  被害拡大の要因の一つに、河川に堆積していた土砂が水の流れを阻害したのではないかという見方を私はしています。  これは、一例でありますが、鹿沼信用金庫粟野支店のそばにある粟野川に架かる清瀬橋の右岸下流の現在の写真です。  ここに堤防がありますけれども、この白い部分は土砂が堆積していた部分です。  ですから、川の半分は土砂で埋まっていた地域かと思われます。  市内の各河川、大芦川、黒川、荒井川、思川など、土砂が河川に堆積している場所が至るところにあります。  これからの大雨の時期に入り、大変心配しておりますが、その対策について、どうするのか、再質問の1点目といたします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  再質問にお答えいたします。  先ほど答弁したとおりなのですが、県によりますと、令和元年災害によりまして、鹿沼土木事務所管内の一級河川、各地で被害が発生し、今のところその復旧に、今全力で取り組んでいるところであるということでございます。  堆積土砂につきましても、被災箇所の復旧工事を行うとともに、順次周辺区間において撤去を進めていくと、そういう計画であるということで伺っております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  県の事業でありますから、部長の答弁は当然そうなろうかと思いますけれども、ぜひ一つ、市民の不安はぬぐい去っていただければと思います。  2点目は、2019年(令和元年)12月20日、東日本台風、台風19号ですね、甚大な被害の後、自由民主党所属の県議会議員、国政に携わっています自由民主党の関係者を通して、二階俊博自由民主党幹事長が災害地を視察してくれました。大変早い対応でした。  そして、県の担当者、市の職員の皆様、関係者の皆様の大変なお骨折りによりまして、2020年(令和2年)4月の鹿沼市議会の視察調査の折には、このような立派な改良復旧に関する資料をいただきました。  大変、3.2キロメートルですか、久野橋から柳橋まで、改良復旧ということで、地元の住民は大変安心し、喜んでおります。  そして、確実に災害の復旧が進んでいることを確認できました。  無事に工事が完了することを心待ちにしております。  ところで、鹿沼の国土強靭化計画には、先ほど部長が答弁されましたとおり、近年局地的豪雨が頻発していることから、河川の浚渫や堤防の強化について、国・県に働きかけるとあります。  どのような方法で、国や県に積極的な働きかけを市は行っているのか。
     市民の安心を確保するために、国や県に市はどのような働き方をするのか、伺っておきます。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  それでは、質問に答えるという形で、これまでの取り組みを若干紹介をさせていただきたいと思います。  令和元年東日本台風によりまして被災した公共土木施設等について、着実に、そして迅速に復旧がなされるよう、令和元年11月28日、ですから、被災のあった翌月ということでありますけれども、私自ら、国土交通省のほうを訪問いたしまして、災害復旧事業を所管する水管理・国土保全局長とお会いをし、甚大な台風被害の実情を訴えながら、災害復旧事業の促進と1日も早い復旧・復興について要望を行ってきたところであります。  局長のほうからは、「国としても最大限支援していく」との回答をいただき、令和2年3月23日に、一級河川思川の災害復旧助成事業の採択がなされました。  今議員のほうから紹介いただきましたけれども、12月の20日に、二階幹事長にもお見えいただきました、現地を見ていただきまして、大変勇気づけられたところであります。  西川先生、鰕原議員のパイプと、そして、西川先生のいろいろお骨折りもあったというふうに思いますけれども、訪問いただきました。  また、地元の福田代議士を初め、県会議員、そして、市会議員の皆さん、それぞれの立場からのお力添えをいただきまして、また、知事を先頭に、県の担当者の皆さんが、昼夜を問わぬ働きのおかげでもって、今日の状況を迎えているということで、心より感謝を申し上げる次第でございます。  さらに、昨年8月には、県への要望事項として、県管理河川内に堆積している土砂を撤去し、河道の断面積を加工すること。  また、令和元年東日本台風により影響を受けた県管理河川を定期的に点検することを直接福田富一知事と面談をし、要望してきたところであります。  おかげさまで、県鹿沼土木事務所からは、昨年度から河川内に堆積した土砂の撤去を順次進めており、本年度についても引き続き河川内に堆積した土砂の撤去を進めるとのことであります。  今後とも、国・県に対し、これまでと同様、積極的に働きかけを行い、要望を行っていきたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  市長の答弁をいただきました。  ぜひ、市民が安心感を取り戻す、そのために引き続きのご努力をお願いしたいと思います。  これは、先ほど改良復旧ということで、柳橋の上は堆積土砂が取り除かされ、大変水の流れがよくなろうかと思います。  それに比して、今度は柳橋の下ですね、下流、今までの土砂堆積がそのままです。  大変この地区の住民は、上の3.2キロ、本当に国・県・市、よくやってくれている。  ですけれども、その流れが、柳橋の下にくるとこの状態です。  先ほど、私、こういう場所は、もう至るところにありますよ、鹿沼市内の河川、大変不安です。  行政は、再度聞くようですが、こういう市民の不安に対して、どのような行動をとっていきますか、伺っておきます。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  再質問にお答えします。  柳橋下流の対策についてでございますけれども、県では柳橋下流を含めた思川を含め、鹿沼土木事務所管内の一級河川については、引き続き堆積土砂の撤去などの減災対策に取り組んでいくということでございます。  そう伺っておりますので、これで答弁とさせていただきます。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  ぜひ1日も早い撤去、市民が災害から逃れる努力、そういうことに努めていかれることを望んでおります。  では、次の質問に移ります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原議員、執行部の入れ替えをしますので。 ○23番 鰕原一男 議員  はい、わかりました。 ○増渕靖弘 議長  時間を止めてください。  (執行部入れ替え) ○増渕靖弘 議長  執行部の入れ替えが終わりました。  時間を進めてください。  鰕原議員、どうぞ。  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  佐藤信鹿沼市長の総仕上げについて伺います。  佐藤信鹿沼市長、4期目の総仕上げの意味と目的について伺います。  都市基盤の整備として、具体的にJR鹿沼駅東口の整備の総仕上げについて伺います。  都市基盤の整備として、具体的に新産業団地の整備の総仕上げについて伺います。  都市基盤の整備として、具体的に花木センターの道の駅化の総仕上げについて伺い、また、「道の駅」と「道の駅化」の違いについてお答え願いたいと思います。  都市基盤の整備として、具体的に北犬飼コミュニティセンター跡地の整備等の総仕上げについて伺います。  6番目として、次代を担う人づくりとして、具体的に、子育てしやすい環境づくり、若者や高齢者の活動支援、地域の伝統行事や文化の継承、ICT教育の充実等の総仕上げについて伺います。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  総仕上げについての質問についてお答えをいたします。  まず、総仕上げの意味と目的でありますが、私は市長に就任以来、健全財政の堅持を基本に、持続可能なまちづくり、市民協働のまちづくりを進めてまいりました。  これらを鹿沼市の行財政の基盤として、さらに、より強固なものとするよう力を尽くし、未来への責任を果たしてまいりたいと考えております。  「総仕上げ」と申し上げたのは、市長4期目のスタートに当たり、それまで手がけてきた、特にもろもろの議論が展開されてきた新庁舎建設や災害復旧などの困難な課題について、私の責任でしっかりと仕上げることが私に課せられた使命、役割であるといった自覚のもと、そのような表現をしたものであります。  次に、総仕上げとしてご質問していただいた各種事業についてお答えをしたいと思います。  まず、JR鹿沼駅東口の整備につきましては、東口のメイン通りである鹿沼駅東通りを令和5年度に完成させたいと考えております。  全体整備事業としては、令和10年度の完成を目指してまいります。  新産業団地につきましては、現在、用地買収などを進めており、令和4年度の予約分譲開始という目標を達成したいと考えております。  花木センターの道の駅化につきましては、道の駅への登録を目指し、詳細な調査を進めている段階であります。  花木センターの機能強化を図り、集客アップにつなげ、長年の課題である花木センター再生への基盤をつくりたいと考えております。  なお、「道の駅」と「道の駅化」の違いについてでありますが、国土交通省に登録されることで正式に「道の駅」となるわけでありますが、既存の花木センターの機能を生かして、道の駅にくらがえしていくことを「道の駅化」と表現したものであります。  次に、北犬飼コミュニティセンター跡地の整備につきましては、私の公約に掲げられてはいなかったというふうに記憶はいたしておりますけれども、「総仕上げ」の質問の中で答える事項でもないのかなというふうに思いますけれども、跡地につきましては、今後、民間提案制度の導入も視野に入れながら、有効に活用してまいりたいと考えております。  次に、子育てしやすい環境づくりにつきましては、「子どもの居場所づくり」や国保税の軽減等、本市が子育てしやすいまちとして選ばれるよう、充実を図ってまいります。  若者や高齢者の活動支援では、シェアオフィス等の設置促進による多様な働き方への支援、安心して暮らすための買い物代行による支援などを通して、あらゆる世代が充実した日々を過ごせるまちづくりを進めてまいります。  地域の伝統行事や文化の継承では、鹿沼今宮神社祭の屋台行事や発光路の強飯式など、かけがえのない本市の文化遺産を後世に確実に伝えてまいります。  最後に、ICT教育の充実につきましては、ギガスクール構想に基づきまして、タブレットの活用などを含めて、児童生徒の情報活用能力の向上、充実を図りたいと考えております。  まさに総仕上げの決意も新たに、ただいま申し上げた選挙公約に掲げた諸課題への取り組みも含め、次期総合計画の策定の中で明確に位置づけ、着実に推進を図りながら、人口減少の中でも持続可能なまち、そして、「笑顔あふれる やさしいまち」の実現に取り組んでまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  総仕上げについて、佐藤市長の答弁をいただきました。  総仕上げの課題に果敢に取り組み、第8次総合計画に取り入れられていくことを大変期待しております。  そこで、第4期の選挙に際して、「総仕上げ」、そういうお言葉を使われましたけれども、総仕上げの後、4期目、総仕上げ掲げましたよね。  ですけれども、任期は令和6年の6月だと思います。  そうすると、総仕上げを掲げて施策を進めた中で、佐藤市長を支持する人もいるでしょう、そうでない人もいますけれども、佐藤市長は総仕上げにおいて、4期目でやめるのではないかというような声があります。  それに対し、佐藤市長はどんな所感をお持ちですか、伺っておきます。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  いろいろご心配をおかけいたしておりまして、申し訳ございません。  やめるのだ、やめないのかというのは、実は政治家というのは、多分、皆さん共通していると思うのですけれども、自分の進退を3年も4年も前に掲げる人というのは、ほぼいないような気がするのですね。  鰕原議員も、私が令和6年の6月か、令和5年の9月に再選の時期を迎えるのですけれども、今からやめるとか、やめないとかというのは、多分おっしゃらないだろうと思うのですよ。  そういう意味では、政治家の一つの心得として、そういう発言はしないほうがよろしいのではないかというふうな認識もいたしておりますので、答弁とさせていただきます。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  ごめんなさい、市民の中には、いるのですよ、やはりね。  総仕上げって掲げたからには、「ああ、4期目でやめるんだな」、しかし、政治家としては言わないですよね。  言ったら終わりですものね。  私もそうですよ、ですから、それは理解できます。  ですけれども、心の中では決めていると、私は思います。  それで、具体的に、今度はお聞きします。  都市基盤の整備として、JR鹿沼駅東口、私はこの事業、大変遅れていると思うのですよ。  それで、令和5年にはある程度できるけれども、全部完了するのは、令和10年だという答えでした。  遅すぎやしませんか。  鹿沼市の発展を期するなら、1年でも2年でも早く計画を完成しようという気持ちにはなられませんか、お伺いいたします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  それらの状況、事情も含めて、部長のほうから答弁をさせていただきます。  もちろん、早いに越したことはないし、私も1日も早く完成することを願っている1人であります。  ぜひ、補助金等の確保も含めて、お力添え賜れればと思います。  以上です。 ○増渕靖弘 議長  福田哲也都市建設部長。 ○福田哲也 都市建設部長  再質問にお答えします。  確かに、10年という形になりますと、かなり時間がかかると思われるのは理解できます。  しかしながら、東側の整備となりますと、かなりの事業費がかかります。
     概算ではございますが、全部で約46億円という形の概算を、今出してございます。  それを進めていくに当たり、執行部のほうとしてもいろいろ工夫しまして、実際、令和元年からですか、新しい補助を導入しています。  平成30年までは、年間1億円程度の補助事業しか確保できなかった状態なのですけれども、令和2年からは4億円とか5億円という、確保できるメニューを入れて、今スピードアップを図っているところですので、まずは、駅東通りを開通させて、それを令和5年に開通させて、一定の事業効果を上げると。  そしてから、駅前広場とか、自由通路という形で、順を追って事業効果を上げながら、事業を進めていきたいと、そういうふうに考えてございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  事業を進めるに当たりましては、財源が必要ですね。  それで、一方では、佐藤市長の根幹は、健全財政ですから、健全財政というのは、財政出動を抑える、それも一つの手です。  それで、ずっと佐藤市長の十数年間を見てきて、やはり基金は増やす、借金は減らすですから、健全財政一直線ですよ。  ですけれども、それが鹿沼市の発展にいいものかどうか、これは大いに今後財政のほうも議論していきたいと思いますが、やはり今まで1億だったけれども、今度は4億、5億の補助金、そういうものを探していくのだということでしょうけれども、ぜひ、そういう努力はお続けになって、1日でも早い事業の進捗を願っております。  それで、新産業団地の総仕上げですが、申し込みが多いようですね。  ですから、もう令和4年から分譲を始める。  まだ、全部の完成はしていないのに、分譲の予約を受け付けるほど多いわけです。  それで、私は、宇都宮の西中核工業団地、もう全部売れそうになった時点で、もっと早く、これが売れたらすぐ「こっちの団地もありますよ」という形をとってもらったほうがベターではなかったかと思うのです、今回もそうです。  新産業団地の名前は、インター産業団地でしたっけ、そのインター産業団地が、もう予約状況を見たり、分譲のそういう状況を見て、これはもっと、先にもっと進めるべきだ、もっと広い土地を求めて、「鹿沼市内なら売れる」ということになれば、もっと積極的に事業を進めたほうがいいと思うのです。  令和3年度の単年度計画に、「新たな適地の検討」という掲載があるのですよ。  ですから、私はこの鹿沼インター産業団地の先に進んで、もう次の新たな産業団地を物色しているかなというふうな解釈をしたのですが、そういうことではありませんか、伺っておきます。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  いろいろありがとうございます。  大変引き合いも多く、いろいろ、このコロナのことがあるので、若干そこのところは不透明なところもないわけではございませんけれども、恐らく完成、そして、順調な販売というのはできるというふうに思っています。  したがいまして、やはり次を考えていく必要があるということで、今お話があったように、当然、「あそこがいいんじゃないか」、「ここがいいんじゃないか」というようなところは、現在、いろいろと議論をしているところでございますので、やっぱりできるだけ早く、それらも立ち上げられるように、ただ、当然、体力的な問題もあります。  昨日谷中議員の話の中にもございましたけれども、相当鹿沼市の負担もこれから求められてくるという状況なものですから、どうしても県の力を借りないと、単独で全部を賄っていくというのは難しいような状況もないわけでありませんので、そういったことも勘案しながら、しかし、次のことも視野に入れながら対応をしていきたい。  今現在、そういうことも想定をして、進めているところであります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  わかりました。  健全財政、大変結構ですが、やはり積極財政に変えるときではないかと、佐藤市長は健全財政が基盤ですから、それをなかなか積極的な財政に切り替えるということになると、基金は減るわ、借金は増えるわ、これはそういうことになりますよね。  ですから、その辺のバランスを考えた施策の展開を大いに期待していきたいと思います。  道の駅について、再質問いたします。  道の駅に関しては、「登録することを検討しているんだ」、また、「登録の準備をしているんだ」というような答弁をいただきました。  その道の駅の登録、必要な条件というのはどういうものなのか、伺っておきます。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  糸井朗総合政策部長。 ○糸井 朗 総合政策部長  事務的な、手続的なことですので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。  道の駅の登録要件については、国のほうの通達で決められておりまして、大きく分けると3点あります。  まず1点目、設置者です、これについては、市町村または市町村に代わり得る公的な団体が設置することができる。  また、備える施設としましては、これ2つ目の項目ですが、無料でバリアフリー対応の十分な駐車場と清潔なトイレを備えること、さらに、道路、地域情報を提供する案内所を備えること、さらに、授乳、おむつ交換のできるベビーコーナーを備えること、以上の施設を備えることというふうになっております。  また、サービスについては、駐車場、トイレ、ベビーコーナーは24時間利用できるようにすること、さらに、案内所には、原則案内人を配置する、こういうサービスを提供することが道の駅の登録の要件になっています。  それで、申請に当たりましては、接道するところが国道、県道、市道にかかわらず、全て栃木県の推薦が必要となっております。  それで、また、これまでの各地区の道の駅を見ますと、農産物直売所とか、レストランとか、いろんな整備されていますが、いわゆるこういう地域振興施設については、任意に整備することができることになっておりまして、冒頭に言いました3つの大きな登録要件が認められれば、登録できることになるかと思います。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  それら、今、登録の条件を伺いました。  そうすると、登録の条件、それらをずっと検討して、花木センターにあとどのくらいの施設投資をすれば、道の駅の条件を満たすのか伺っておくと同時に。  今日の新聞かな、茂木の道の駅の売り上げが減った話があります、大体、茂木の道の駅は、全国の6選に選ばれるぐらいのいいところですよね。  そうすると、大体10億円でしょう、売り上げが、それが8億円台になったとかというお話ですけれども、鹿沼のその投資をして、いくらぐらいの投資をして、道の駅を目指すのだかお答えいただきますが、どのぐらいの売り上げと、市民に好影響を及ぼす、製造品とか、そういうものを出せるでしょう、市民も、そういう影響を考えたとき、その辺のお答えを願えればと思うのですけれども。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  糸井朗総合政策部長。 ○糸井 朗 総合政策部長  再々質問にお答えをしたいと思います。  ただいまご質問いただいた点については、実は今年度になりまして、道の駅の整備に向けまして基本計画づくりを進めております。  今年中になんとかまとめたいということで、今、各種調査を実施をしておりまして、特に、交通量調査、この交通量調査というのは、その駐車場の規模ですとか、トイレの規模ですとか、そういう根拠資料になるものを、実は交通量調査なども実施をしております。  さらに、導入機能を検討するために、マーケティング調査をやろうということで、これまでにもいくつか調査がされていましたので、それらを今再整理しているところであります。  さらに、サウンディング調査なども実施をしながら、最終的に今回の花木センターに整備をする道の駅について、どのぐらいの施設規模が一番相応しいのかと、市にとって、特に花木センターの活性化に資する施設として、どういう機能を導入していったらいいのかということも含めて、実は現在、基本計画づくりの中で検討しておりますので、その中でおおむね規模が決まってきますと、整備費用も含めて固まってくると、このようなことで、まとまり次第、また、議会のほうにもご説明をさせていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  鰕原一男議員。 ○23番 鰕原一男 議員  時間が迫ってきたのでできないのですけれども。  議長、最後のこの議会での一般質問ですから、少々時間長く、残していただけませんか。 ○増渕靖弘 議長  いや、それは、皆さん同じルールなので。 ○23番 鰕原一男 議員  そうですか。  それでは、かいつまんでもう1つ質問します。  これは、草刈正雄さんが、あるコマーシャルに出ているのですよ。  それで、国指定にいただいています、粟野の、有形登録文化財、出ているのですよ。  それで、私こっちの体育館だの、裏のほう、きちんと壊して、もっときれいにしてほしいと言っているのですが、なかなか予算がつかないですよ。  それにしては、北犬飼コミュニティセンターの整備、もうこれすぐ予算ついてしまうのです。  (「全然」と言う者あり) ○23番 鰕原一男 議員  あ、そう。  ですから、なぜこういうことをやってくれないのかなと思って、市長さん、「北犬飼の整備、何で質問するんだろう」って先ほど言っていましたけれども、そういうことなのです。  北犬飼の整備も、私は、いい土地ですから大事ですよ。  それと同時に、粟野のことも、もう10年来のお願いですから、やっていただきたいと思います。  これは時間がないから答弁は結構です。  それで、私は引き続きまた。 ○増渕靖弘 議長  鰕原議員、時間になりました、残念ながら。 ○23番 鰕原一男 議員  ごめんなさい。  ありがとうございました、すみません。 ○増渕靖弘 議長  暫時休憩いたします。  再開は、3時5分といたします。  (午後 2時52分) ○増渕靖弘 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 3時05分) ○増渕靖弘 議長  引き続き発言を許します。  13番、佐藤誠議員。 ○13番 佐藤 誠 議員  皆さん、こんにちは、佐藤誠です。  この議場も今回で卒業であります。  私で最後の議論であります。  「終わりよければ全てよし」と言えるような、そういう時間にできるように、今この私の姿がどんな形であれ、見えている方、そして、この議場そのものに対して、敬意を払って挑みたいなと思っております。  さて、「今日は何の日」からいつも始まりますけれども、1988年6月11日は、タレントの新垣結衣さんの誕生日だということで、皆さんも、こちらのご結婚のニュースというのを驚きの目でご覧になった方も多いのかななんて思っています。  その目で見るというのが、実は今回のテーマなのですが、その人間が、生き物が目で見るという行為は、5億7,000万年前、テレビ番組でも聞いたことがあると思うのですけれども、「カンブリア爆発」と呼ばれる進化論の史上最大の出来事、その5億7,000万年を機に、一気に植物・動物が多様化していったという、そういうそのときに、目という器官も、生物というものが獲得した、その賜物であります。  マスクで顔が覆われている今では、その目というものの役割というのは、物すごく増しているのではないかと思います。  それが、今回はそのテーマ、見るということをテーマに4つの質問に入っていきたいなと思います。  ちなみに、今日は、入梅にちなんで「傘の日」でもあります。  傘というと、お金にたとえて、いざというときの備えという比喩でもありますが、今現に、傘を必要としている人もいます。  我々政治と行政が、そういった困窮している人に対して、もしくは、いざというときの非常時というものをどれだけ重視しているか、いろいろな漢字ありますけれども、見るという、そういう話で、1つ目いってみたいなと思います。  1つ目は、鹿沼市社会福祉協議会についてであります。  非常時の備蓄とかぬまフードバンク事業の連携についてということですが、「非常時の備蓄とかぬまフードバンク事業の連携を」ということで、市民に非常食の備蓄を促し、フードバンクかぬま事業とも連携をし、災害対策と生活困窮者対策の両立を図るため、鹿沼市社会福祉協議会への補助金の支出や、その連携状況も含めて提案をするものであります。  イノベーションというのは、とかく、すごいアメリカでパソコンとかで、プログラミングできる人が起こす、「テクノロジーがなくちゃイノベーション、起こせないんだ」というような、若干、そういう我々、負け犬根性とまでは言いませんけれども、何となく自分たちには関係ないし、自分たちにも起こし得ないのではないかという、そういう気持ちをもしかしたら、我々ともすれば持ちがちですが、でも、大切なのはそういう技術の前に、コンセプトやアイディアでありますし、その新しいイノベーションやコンセプトやアイディアというものは、既存のあるもの同士を結びつけていくことで起こし得るのではないかと。  例えば、富山の置き薬とワイン、これを結びつくと、置きワインとなります。  これは、もう実際に稼働しているビジネスモデルでありまして、卸もいいし、高いワインを、なかなかワイン、分野分野あわせて、そろえられないと、高級フレンチならともかく、今いろんな業種でも、「ワインをあわせたい」という人が増えている中で、なかなか急にはお店の体力でそろえられないというときにも、置きワインならばということになりますし、お客様にとっても、いろいろな選択肢、増えるということで、置きワインという、「三方よし」という、そういうイノベーション、後で調べてみてください。  それと同じことを鹿沼市でもできるのではないかって、それが自分は今回は、「ではフードバンクと食糧の備蓄というのを結びつけたら、何かいいものになっていくのではないか」というコンセプトの提示であります。  災害、いつかは起きます。
     市としては、一定の備蓄、現実的な数字まで、数年前に減らした記憶があります。  ですから、それは当然だとしても、ならば、市民も自分自身でやはり、災害に限らず、今、いろいろ世界が何か起きると、すぐサプライチェーンが分断されて、いろいろなものが急に入らないとなりますから、いろいろな備えというものは必要なのではないかなと思います。  ですから、そうやって食糧を備蓄していく中で、当然いつかは賞味期限近づいてきますから、そうしたときに、ローリングストックで食べていくというのも、もちろんいいですけれども、その幾ばくかをこういったフードバンク事業に提出を、供出をしていただいたら、今既に、やっぱりそのどしゃ降りの人はいるわけですよ、そういった人たちにも大いな助けになるものでありますし、我々もそういう意識をして、いざというときの食糧備蓄にもなっていくでしょうし、誰も特に損をしないのではないのかなと、そう思いまして。  それで、そう思うきっかけは、新聞の折り込みチラシの中に、新聞の販売店がお客様に「フードバンク、ぜひ協力してください」と、「当社の集金人等がお伺いしたときに、よかったらお預かりします」と、そういうのを聞いて、新聞の販売店さんだって、では行って、集金人だって、お金を集めるだけと何かをイノベーションしたから、こういったことになったわけだと思っています。  そういった趣旨では、急に突然提案をして、明日から始まるというものではないのだと思いますが、ただ、行政の責任においては、やっぱりその呼びかけというもの、あってもいいのかなと、そして、呼びかけるだけではなくて、どうしたら、では、みんなが意識を持って、食糧備蓄してくれるか、どうしたら意識を持って、フードバンクに協力をしてくれるか、そういう行動のデザインも必要だと思いますが、まず今回は、本当にコンセプトの提示だけでありますので、執行部の考えをお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  小林和弘保健福祉部長。 ○小林和弘 保健福祉部長  非常食の備蓄とかぬまフードバンク事業の連携についてお答えいたします。  鹿沼市社会福祉協議会への補助金の支出と市との連携でありますが、鹿沼市社会福祉協議会では、市内在住の生活困窮者に対し、食糧支援を行うフードバンク事業として、「フードバンクかぬま」を平成27年11月から実施しております。  「フードバンクかぬま」では、市民や商店、企業等から無償で食品の寄附を受け入れ、生活困窮者や福祉関連団体等に無料で配付しております。  令和2年度は359件の食品の寄附を受け入れ、315件配付いたしました。  このフードバンク事業は、寄附及び配付件数ともに年々増加しており、市民にフードバンクの存在が浸透してきているものと考えており、市民が備蓄する食品の更新とフードバンクへの寄附がうまく連動し、さらなる寄附受け入れの増加に期待しているとのことであります。  市からの社会福祉協議会への補助金の支出につきましては、フードバンク事業に対しては行っておりませんが、人件費を含む社会福祉協議会全体の運営補助金として、令和3年度は1億4,408万9,000円を支出しております。  社会福祉協議会では、今後、食糧だけでなく、新型コロナウイルス禍においてクローズアップされている生理の貧困対策として、市で取り組む生理用品の配付と連携し、生理用品の寄附受け入れ、配付に新たに取り組み、フードバンク事業の充実を図っていきたいということであります。  市といたしましても、フードバンク事業がより一層推進されるよう連携強化を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  佐藤誠議員。 ○13番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。  いろいろ違ったやり方では、生理用品を集めたりということで、私が訴えているのとは若干趣旨は違うのですが、あくまで今回はコンセプトの提示ですから、今後も自分自身もいろいろ勉強していく中で、また、いいものを提案できるのかなと思っています。  その命というのは「life」というではないですか。  その「life」ね、もちろん大切ですけれども、それとそのね、生活の日用品もね、集めるという意味では、生活もまた「life」ですよね。  また、一方で、要は人生はね、人生という「life」は、「パンのみにあらず」ですから、やっぱりその。  あ、もう再質問ないですから、すみません、ごめんなさい。  その、人生というものが、やっぱりその文化の薫る豊かなものである必要もあるのかなという意味では、我々、もう少し芸術も鑑賞する、見なくてはいけないのかなということで、2つ目の質問に移ります。  2つ目は川上澄生美術館についてです。  同施設の美観向上について、さらなる対応が必要と考えるが、執行部の意向を伺うとあります。  これは、川上澄生美術館というのは、やっぱり市内や我々のお金を使って、5,000万以上年間かけて運営をしている、鹿沼の芸術文化の象徴であるのかなと思っています。  美術館である以上は、やはり外観というものにも、見るに耐えるべきものである必要があると思いますし、いろいろ文化ゾーン、図書館も含めて言っていく中で、いくつか気になる点がありました。  何点かは既に指摘した上で、改善されていることを感謝したいと思いますし、ほかにもまだまだとは思うのですが、そこを今パネルであげつらう必要はないので、とにかく、私が今回言いたいのは、大規模な、聞くと来年その30周年だというのを聞いております。  それにあわせて、いろいろなリノベーションや改修というのを、それもそれでいいと思いますが、今回私が言っていますのは、やっぱりその以前の、基本的にはスタッフを中心とした日々の運営上のちょっとした工夫や努力というのがあっても、もう少しあれば、さらによくなるのではないかという提案ですので、その、「川上澄生美術館、佐藤誠、一体何のこと言っているのだろう」と思う方は、ぜひ川上澄生美術館に行って、すぐ入らないで、その建物も一つの作品だと思って、最低でも5分から10分は眺めてみてください。  とかく我々というのは、動いていくモニターとか、動画というのに最近目を奪われがちですけれども、動かない、止まっているものに関して、なかなか凝視をして、じっくり考えたりという習慣が疎かになっているかもしれません。  美術館、建物自体も作品ならば、そこは、では何秒間で素通りしてしまうのですかって、そうしたら中に入ったって、いろんな作品をぐるっと通って、作品名、「あ、これがこれなんだな」って、確認するだけで終わってしまっているというのが、今美術を鑑賞するというところで、少し我々が課題とされているところと言われております。  そういう観点で、美術館、私がいろいろな、外観に関して、改善必要だと思っていますし、それを求めるものでありますし、どうか市民の皆様も、図書館を含め、あの文化ゾーンに足を運んでいただいて、じっくり眺めて、いろいろ考えていただくということで、何か気づきがあるのかなと思いますが、まずは執行部に対して、美術館に関して、どんなお考えや、その経緯があるのか、今後、どういった予定なのかをお伺いしたいと思います。  よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  髙橋年和教育次長。 ○髙橋年和 教育次長  川上澄生美術館についての質問にお答えします。  美観向上のさらなる対応についてでありますが、川上澄生美術館は、澄生の作品をイメージした「時計台のある明治洋館風の美術館」として、平成4年に開館いたしました。  開館に当たりましては、澄生が創作活動に当たった住まいを「朴花居」と称していたことなどから、ホオノキなども植栽をし、美術館のイメージアップを図ってまいりました。  現在は、ツヅジなどの低木類を含めた植栽や黒川の景観も含めた外観が多くの市民に愛されるとともに、写真撮影スポットにもなっております。  美術館の運営に当たりましては、日々の清掃などに留意するとともに、毎年植栽の手入れを行うなど、来館者にとって心地よい空間を提供できるよう努めてまいりました。  一方、美術館は開館から約30年が経過し、樹木が大きくなるとともに、施設の老朽化も目立つようになってまいりました。  植栽のさらなる手入れが必要となる時期を迎えることから、美術館を含めた周辺の空間も大切であることを再認識をし、業者に剪定を依頼することが必要な部分なども見極めながら、日々の管理・美観向上に努めてまいりたいと考えております。  また、老朽化が目立ってきた建物につきましては、今年度中に全体的な修繕計画の作成を目指してまいりたいと考えております。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  佐藤誠議員。 ○13番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。  いろいろ手間なり、お金なり、かけてください。  それで、何よりも、私が言っていますのは、スタッフの、我々議員も含めたですね、きっと、それで、あの美術館に直接勤務していないスタッフまで含めた、我々の意識というのも、気を遣おうというのも求められるのだと思うので、自分自身もできることをまたやっていきたいなと思っています。  何度も言いますけれども、美術館自体が一つの作品であるということを、我々は忘れてはいけないのかなと思っております。  それで、再質問はありません、今、大体でわかりましたので。  それで、芸術の話ということになってしまうのですけれども、何で芸術が難しいのかなって、自分なりに考えたのですけれども、音楽なり、絵画というのは、何もそこに解説書きもないわけですよ。  それを目で見て、聞いて、それを自分がどう感じたかというのを、1回自分で言葉にしなくてはならないから、やっぱりそこが難しいのかなって、自分では思ったりもしまして、こういうのをきっかけに、少し美術というものも勉強しなくてはいけないのだななんて、柄にもなく思っていまして、そうやって、自分が言葉に発したときに、やはり文字にしなくてはならないのですけれども、やっぱりその文字がせめて、もとが難しい抽象的な話ですから、せめて見やすくなくてはいけないのかなということで、次の3つ目の質問に移るのですが、読みやすい文字についてというお話になります。  読みやすい文字について。  市が作成発行する各種印刷物や書類等にUDフォントを採用するべきだが意向を伺うというものです。  これは、今、例をお見せしたいと思います。  フォントというのは、特定の書体を一つにそろえた、要は文字のセットということでありまして、パソコンを使っていると、いろいろなフォントがあるというのは、皆さん御存じだなとは思います。  それで、上がいわゆる明朝体ですね、通常よく我々が一般的に文書を作成したり、読んだりするものだと思います。  一方で、もう詳しい方は、もうみんな御存じらしいのですが、このUDというフォントというのがありまして、UDは当然ユニバーサルデザイン、いろいろな性別や障がいや、いろいろな差を超えて利用しやすいものにしていこうという社会運動ですけれども、これをフォントにも採用しようということで、具体的な、これがUDフォントだという厳密な定義はなくて、いろいろな、このモリサワというのもフォントの会社です、文字をつくっている会社です。  モリサワさんのUDの新ゴシック体ということで、たとえ、わかりやすくいうと、明朝体はこういうところがとがっていたり、シュッと細くなったりするのですが、こっちはなるべく単調に太い字で、とんがりとかを極力減らしたりすることで、いろいろなメリットがあります。  まず、基本的には見やすいし、当初は尖端恐怖とか、ギザギザしていたり、ごちゃごちゃしているものというのになると、活字恐怖というのも誘因したりして、子供にとって本嫌いになったりするとありますし、やはり弱視の方であるとか、高齢者に対しての、これから情報発信というのがまだまだ必要になっていく中では、こういう見やすい書体というもの、今このモリサワUDフォントを採用しろとは言いませんが、せめて、いろいろなその書体というものを、これからもう少し職員全体で意識をしていくことで、市民との、もしくは庁内での業務、コミュニケーション、上がっていきますし、見やすいフォントにすることで、ある実証実験では、ミスが減り、誤字脱字が減ることで、当然それを修正する分の時間とコストが節約するということで、業務の改善効果、働き方改革にもつながっているということになっています。  そういった趣旨で、あとは、誰でも見やすいというのは、いわゆるSDGs的観点でも、今求められているものでありますので、これもまた、こういったものがあるよというのを市民にも言いたかったですし、我々もともすれば、いろいろな印刷物つくって、撒いているわけですから、これからこういう見やすいフォントというのを、僕ら議員という、政治にかかわる人たちも考えていったらいいのかななんて思っていますが、まずは執行部の答弁聞いてみたいと思います。  よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  糸井朗総合政策部長。 ○糸井 朗 総合政策部長  読みやすい文字についての質問にお答えをいたします。  市が作成する各種印刷物等へのユニバーサルデザインフォント、いわゆる「UDフォント」の採用でありますが、現在、本市で使用している楷書体、行書体などの文字の書体である「フォント」につきましては、市議会に提出する議案書や議案説明書、さらに、条例、規則等の例規に用いる場合には、原則として明朝体を基本としております。  それ以外のパンフレットやポスター、通知文などにつきましては、市民の立場に立ち、見やすさ、読みやすさ、わかりやすさを最優先にしており、用いるフォントや文字の大きさの制限はしておりません。  具体的には、市民が手にとるパンフレットでは、フォントを見やすいものに変更したり、文字を大きくするなど、必要な情報が正確に伝わるように、今対応をしております。  議員ご提案のUDフォントは、「あらゆる人に利用しやすいデザイン」として開発され、文字を構成する線の太さ、空白の大きさ、バランスなどを工夫して読みやすくしたものであります。  実際、鹿沼市では、広報かぬまでは平成27年5月号からUDフォントを採用しております。  現在、本市の事務用パソコンのうち、UDフォントを利用できるものは、約350台であり、それ以外のパソコンにつきましては、随時更新の際に利用できるよう、導入を進めてまいります。  今後は、作成する文書の内容や種類、目的に応じて、UDフォントの活用を図ってまいります。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  佐藤誠議員。 ○13番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。  今でも使っているということですね。  それで、300台のパソコンにはフォントが搭載をされていると、残りは順次ということですので、300台入っていれば、そこで文書をつくれば、ほかのパソコンがどうなのだろうというのは、ちょっと私はよく意味がわからないのですが、全部のパソコンにそれは入っているほうがいいのかななんて、ほかの自治体では、やはり、もう一括してそのフォントの会社と契約をして、その有料のフォントというのを採用しているみたいですから、それで、確かに業務の効率が上がったとか、そういうのを聞いていますので、何度も言いたいのは、やっぱりその文字によって、コミュニケーションの精度や業務の効率が上がりも下がりもするということを行政には伝えたいですし、今後とも庁内全体としてやはり共通の、「こういうときにはこの文字だ」とか、ある程度は決めてもいいのかななんて、それぞれ文書つくる職員の、職人ではないわけですから、職員の感性で、「いや俺はこっちのほうが」というのよりは、もうきちんと「公的なものはMS明朝なんだよ」とか、「こういうときには」というのはあってもいいのかななんて、そんなふうに思っております。  それで、何よりも、これ言いたかったのは、僕らはとかくこういう地方の都市に住んでいると、このフォントをつくる会社があるというのなんか、知らないわけですよ。  聞いたら、このフォントというのだって、当然何千何万とないと、書体として、セットとして成立しないわけですから、デザイナーが何人もチームになって、2、3年かけて、書体をつくっていくというらしくて、そういう世界があるのだなというのを中学生にも見てもらいたいなと思うことで、目を見張る効果もありますので。  再質問はありませんから、すみません。  そういうことで、次の質問に移りたいのですけれども、次はその「いろんな書体試してください」と言いましたけれども、その試すという字、試みると書きますが、何か調べたら、その試みるという、その試すという字に、ひらがなの「る」だけたせば、それで「みる」って読むらしいのですね。  それはつまり、試みると同じ意味だということなので、本当に「中学生のために、もう一度試してみませんか」ということで、4つ目の質問に移ります。  ヘルメットについてであります。  前回も質問しましたが、やはり私としても、これは納得できなくて、諦められなかったもので、また、いろいろ自分なりに調べてきた上で、再度挑戦をしたいですし、前回は少し、いつもなのですけれども、冷静さを欠いていて、失礼な言動があったのかもしれないので。  どれだけ失礼だったかは、ぜひユーチューブでもう一度見返していただくと、再生回数伸びるかななんて、それは冗談ですけれども。  本当に、その後、ヘルメットに関して、行政のほうでも動きがあったというのを聞いておりますので、それも含めて、中学生の自転車通学時のヘルメットを一律に規制するのではなく、一律に「これですよ」と規制するのではなく、生徒に選択の余地を設けるべきだろうと、それで、前回の提案時以降の執行部の対応等を伺うとあります。  ですから、こういった選択肢があってもいいのではないかということを、今回は、全ていきなり「これを、これに変えろ」というのも、いや、まあ、ひとつありなのですけれども、これもこれも選べてもいいのではないかという、今回は少し一歩下がった上での提案になりますので、執行部の答弁を聞いてみたいと思います。  よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  中村仁教育長。 ○中村 仁 教育長  中学生のヘルメットについてお答えをいたします。  前回の提案時以降の対応等についてでありますが、令和3年第1回定例会において、中学生のヘルメットに関する佐藤議員の質問に対し、市の意向として、「生徒の安全の保障を最優先としながら、入学時の家庭の負担軽減も重視し、現在行っている『丸型のヘルメットを一括購入する』という支援を今後も継続していきたい」と答弁をいたしました。  その後、今後の参考とするために、各小中学校及び保護者に対しまして、『中学生通学用ヘルメットに関する意向調査』を行ったところでございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  佐藤誠議員。 ○13番 佐藤 誠 議員  意向調査ということで、アンケートをとったということです。  これ、2つ見方があると思います。  1つは、「やらない」と言っていたではないですかって、やらないとあそこまで言い切ったのに、なぜアンケートですかという見方もあります。  一方で、あのときは「やらない」って、だったけれども、いろいろ可能性というのを検討する一つの一助として、アンケートをやっていただいたというならば、これは本当に一歩進んでいくのかなということで、そう思えなくてはいけないのかななんて思っております。
     そのアンケートは、あえてそういうあっさりした答弁なら、再質問でいろいろ聞けということなのだと思うのですよ。  このアンケート、どういうものか、実際、我々も持っております。  すみません、これ、別にアンケート、大きく見せても仕方ないので。  聞くところによると、市内の小中学生に対して、ヘルメットの調査というのをやったそうです。  それで、丸型のものと、この流線型のもののメリット・デメリットも示した上で、お答えくださいということで、アンケートが配られているのを知っています。  ただ、そこで少し、やっぱりいくつか再質問しなくてはいけないのですが、それ、まず1つは、そもそもでは、やらないと言ったのに、なぜ実施したのかという、その経緯はやはり聞きたいです。  それで、どうやら、そのアンケートは記名式なのですね。  やっぱり匿名でなくては、こういうのはいけないのではないかって、やっぱり以前、僕は中学生に関するアンケートの件で、匿名ではなかったがゆえに、大きな問題が発生して苦しんでいた父兄がいたという話、正直僕も聞いています。  これは匿名なのでは、ではなんでいけなかったのかというのが2つ目です。  3つ目が、学校によっては、この調査の趣旨文の中に、「短期間の依頼となるため、PTA役員等への調査としていただいても結構です」、これもまた、すごくネガティブな見方をしてしまえば、PTAの役員さんというのは、どうしたって学校への理解がある方ですから、そこだけで「ちょっと今書いちゃって」って、「まあ、今までのでいんじゃないですか」っていうような、もし、忖度が働いてしまうと、やらない理由を「もうPTAの役員さんが言っていますので、やりません」というふうになってしまうのではないかって。  やっぱりこれは、急ぎで集める必要なかったわけですから、無記名で、全小中学生に、たとえ、もう今、こっちをかぶっている子にも出してもよかったのではないかって、何も小学校6年生、来年からこれか、これかというのではなくて、今これでどうかって思っている方もいるわけですし、なんなら自己負担でこっちにもしたいという方だっているわけですから、そういったのを含めて、今のいくつか質問したことと。  そうですね、では、そもそも、どの辺まで、では実際配って、今、どんな集計状況かというのも聞いていませんから、その説明をお願いします。  よろしくお願いします。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  中村仁教育長。 ○中村 仁 教育長  佐藤議員の再質問にお答えをいたします。  まず、なぜアンケートを行ったのかというようなことなのですけれども、やはり佐藤議員からご提案いただいたこともございますし、ヘルメットに関しては、現状を把握する必要もあるかなというふうに考えたところがございます。  学校の考えとか、あるいは、保護者の考えを、意向調査を把握しておいて、今後の参考にすることが重要かなと判断しましたので、行ったものでございます。  ただ、これは、今後の参考にするためということなので、このアンケートの結果によって、何かを決定するために行うという性格なものではないというふうには考えております。  次に、記名式というふうなことについてなのですけれども、回答用紙は、学校で1枚にまとめて提出をいただいております。  したがいまして、学校で誰が責任を持って回答したかを書く、記名というふうなことになっております。  それで、「PTAでも結構です」というふうなことで調べたのですけれども、保護者に対しましては、この4月・5月というのが、ちょうどPTA総会とか、保護者が集まる機会がありまして、役員など、あるいは、総会では何人か集まるかと思うのですけれども、そういった保護者が集まる機会がありますので、そういった機会にちょっと話題にしていただいて、聞き取りでも結構ですし、学校で新たに調査用紙をつくっても結構ですし、保護者への聞き取りの仕方は学校にお任せをしました。  ですので、一律に調査用紙をつくって、「記名でお願いします」というやり方ではなかったです。  したがいまして、学校からの報告につきましても、学校で一番多かった意見を代表してというか、その選択肢の中で「これが一番多かったですよ」というような回答を寄せていただいたところもありますし、「これについて何人、これについて何人」というふうに、内訳を示しながら、結果をいただいた学校もございます。  それから、それぞれについて、理由をお聞きしましたので、それぞれの理由も回答用紙の中には、お聞きをいたしました。  それで、結果についてなのですけれども、まず保護者の意向としましては、34校ある中で、29校が「丸型を採用して、市で一括購入」というふうなことを選択してきました。  それはもちろん、全員がそうだということではなくて、その意見が多かったというふうなことで、受け止めております。  3校につきましては、「流線型を採用して、市で一括購入」というふうなところです。  それから、「学校ごとに対応したほうがいい」ということと、「その他」を選んだ学校がそれぞれ1校という、そういう結果でございました。  それから、学校としての意向、これは教職員ですけれども、につきましては、34校中28校が、「現在のままがいいのではないか」と、4校が「流線型を採用して、市で一括購入」がいいのではないか、残り2校は「その他」という結果でございました。  理由についてなのですけれども、「丸型で現在のまま」というふうなことにつきましては、経済的負担について、価格が低く抑えられるというところ、それがほぼ全て共通しているところです。  それから、雨天時に、流線型ですと、通気性がいい分、穴があいていますから、ぬれてしまうのではないかと、丸型ですと、雨天時にも対応できるということで、雨天時にも対応というふうなことです。  それから、現在のもので問題がないというふうな理由を挙げて、これが丸型の理由として上がってきております。  それから、流線型がいいというふうな理由につきましては、まず、軽量であるということ、それから、通気性がいいということ、そして、デザインがいいということ、普段でも使えるというふうなことで挙げられております。  「その他」の意見としては、「個人の自由でいいのではないか」、あるいは、「学校ごとに任せてもいいのではないか」と、そんなふうな意見が寄せられたところでございます。  数はそんなふうに出てきたわけですけれども、それで、今回決定するということではなく、今後の参考にしたいというようなことで、行ったところです。  それから、今、佐藤議員からもお話ありましたように、生徒についてなのですけれども、今回それは聞いておりません。  生徒の意見につきましては、今回聞いてないところなのですけれども、ちょっと回りくどい説明になってしまうのですけれども、生徒会ですとか、学級会活動ですとか、学習指導要領なんかでも、「学級や学校での生活をよりよくするための課題を見出して、解決するために話し合って、合意形成して、実践することが重要ですよ」と、「そういう力をつけることが大切だ」というようなことが書かれています。  それから、今年の1月に出された中央教育審議会の中で、これからの時代、子供たちに必要な力として、文章の意味を正確に理解する読解力とか、自分の頭で考えて表現する力とか、対話や協働を通じて、新しい解や納得解を生み出す力、そういうものが必要だというふうにされておりますので、そこから考えますと、自分の生活の中で、問題点や課題を見出して、理解して、自分たちで考えて、対話、協働して、答えを生み出していくというふうなこと、これ大事なのかなと思っているところでございます。  ですので、今回のヘルメットの件につきましては、子供たちが、自分自身の課題として、自分たちで考えるとか、話し合って合意すること、そういったことを通して、安全性とか、経済性とか、これまでの論点に出てきたところ、これまでのいきさつなども総合して考え合わせながら、自分たちのこととして、考えていくことが大事ではないかなとは思っております。  ただ、ちょっとこれはぜいたくを言うようなのですけれども、「子供たちが自分たちの問題として捉えてほしい」というのがありまして、子供たちから、そういった課題が出てきてほしいという思いがございます。  つまり、私たちが問いかけて、「これについてどう思うんだ」というのではなくて、できれば、子供たちが自分たちで、このことについて問題にしたいというふうなことを出してくる中で、話し合って、そして、今までの情報も全て伝えた上で、考えていってほしいなというふうな思いもあるものですから、ちょっと子供たちには丁寧に進めていきたいというふうな思いがございます。  ですので、今回は、この時間の中ですので、子供たちには聞いておりません。  今後、そういったことで、何か自分たちで考えるというふうな力をつけるというふうなことに結びつける上で、課題意識が出てきたら、使えるかなというふうには考えているところでございます。  以上で答弁を終わります。 ○増渕靖弘 議長  佐藤誠議員。 ○13番 佐藤 誠 議員  ありがとうございます。  今回は、結構自分、冷静だという自負があります。  逆に、今いろいろ教育長から聞いていて、これ時間がもうちょっとあれば、もう1個1個、もう、ちゃんとですよ、礼儀正しく、紳士的に、論理的な議論、これ教育長とやりたいなって思ってしまいまして、今すごくワクワクしてしまったのです。  ただ、次、9月は、住みよさランキングと世論調査があるから、市長ともやるのに、無理だよって感じで、「じゃあ、いつやれるんだ」って思うのですけれども、でも、では1個だけ言います。  「経済的負担を考慮して」って言いました。  これ、鹿沼市のやつ見ると、3,300円です。  これ、宇都宮市で使っているもの、僕、買ってきました。3,300円に対して、3,700円です。  3,300円、3,700円です。  それで、確かに雨が云々って、どこまで、こっちだって、むれてしまって、びちょびちょになってしまうのですよ、雨が降ったって。  ですけれども、百歩譲って、確かに水が入るのかもしれません。  レインカバーというのが売っています。確かにそれは1,000円です。  でも、3年間使えます。熱中症対策というのは国からの要請があるのではないでしょうかって。  これは重いですから、やっぱり疲労にもなりますし、安全性という意味では、安全確認が、疲労も蓄積していったり、不利な点もこちらありますし、こちらは、いろいろ調べていったら、やはり工事現場のヘルメットからの流用だそうで、基本的に工事現場というのは、突起物から守るためのものですから、自転車のヘルメットには、本来は、何か衝撃を受けた際には、これ自身が破壊をされることで、頭部への損傷を軽減しなくてはなのですが、こちらは少し硬すぎるのですね。  ですから、ダイレクトに脳に影響がいってしまうということで、経済的には、皆さん、その金額、3,300円と3,700円がどうかというのを考えてください。  安全性はこちらのほうが優れているって言われています。  なので、これから、また、いろいろ勉強していきたいと思いますけれども、本当に楽しみです。  それで、ヘルメットに関しては、いいですけれども、でも、本当に、これで、今のこの状況で、では、子供たちに、単にそのルールを守れとか、答えが用意されているものだけ従えということで、彼らが、本当に彼ら自体が、いずれ自分たちの力で多様性もたらして、「カンブリア爆発」を起こせるかっていうときには、ちょっと僕は疑問があると思うので、本当にこれ教育長ともう60分1本勝負で、いろいろやってみたいなと思いますので、僕もいっぱい勉強してきますので、今後ともよろしくお願いしたいなと思います。  そして、再質問はないのですけれども、もう、いよいよこの議場での議論は終わりになってしまうのですけれども、では、その「カンブリア爆発」ということと、見るということ、今日テーマでしたけれども、では、我々、この議会は「じゃあ、自分たちはどうなんだ」って思いますけれども、幸い、この議会でも、「カンブリア爆発」というのは、お見せできているのではないかなと思っています。  今、私、46歳で、あと2週間と2日後に47歳になるのですけれども、同世代の議員というのが、結構たくさん誕生して、議会に多様性をもたらして、新しいものをたくさん見させてもらいました。  この議場は、昭和33年に建って、63年で幕を閉じるのですが、その長い歴史のこの最後の瞬間、まるで人類が。  地球誕生から今を24時間にすると、生物が生まれたのが4時なのですって。  それで、「カンブリア爆発」が、4時に生命が生まれたのに、8時なのです、大分たっているのですよ。  それで、ここから、僕ら人類が、ラストもう何十秒というところなのですけれども、もう最後の段階で、僕らは結構「カンブリア爆発」起こせたのではないかって思うのですよ。  例えばヘルプマーク、例えばキッチンカー、例えばワーケーション、例えばDX、例えばパークアンドライド、例えばオーバーツーリズム、例えばノースマホーノーゲーム、例えばGIS、例えばタータントラック、例えばレイマンコントロール、例えばセルロースナノファイバー、こういった新しいものを我々いろいろ提案させていただいております、議会全体として。  とかく、ただ、提案というものは、なかなか形にはなることはないのですけれども、自分も強い経済、優しい社会のために、このまちの改造を、実は1972年、今日は「日本列島改造論」が発表された年です、この鹿沼市を改造するために、提案をしていきたいなと思っております。  今までの反省考えて、そして、新しい仲間たちの振る舞いから学ぶのは、やっぱり怒りにのまれてはいけないのだなと、怒りに魅入られてはいけないのだなと、そして、挫折や失敗というのも、冷静に見つめなくてはいけないのだなと、そして、時にはやはり獅子のごとく、前だけ見据えて向かっていかなくてはいけないときも、そういうガッツも、最近失われていると言われているので、持ちたいなと。  でも、やっぱりそれでもつらいときというのは、友と杯をくみ交わして、ひたすら次に進んでいく努力をしなくてはいけないのかなと。  もとより自分、失うものはないわけですけれども、この議場が最後、ここ切り替わってしまう前に、どうしてもこれ前回時間切れで、言えなくて、卒業できなかったことを言いたいのですけれども、昨年は、本当に我々は喪失の1年だったと思っているのです。  例えば、佐々木里加議員です。  彼女は、新しい可能性として、多くの人に夢を見せつつ、卒業、突然卒業してしまいました。  元気にやっていてくれたらいいなと思います。  一方で、立場はともあれ、石下友彦さん、石下先輩は、僕は、彼は「坂の上の雲」を目指し、それで、その先の夢見ながら、そのまま卒業していってしまったので、ある意味幸せだったのではないかなというので、そんなふうに思っています。  それで、そういった2人に、僕は、到底及ばないですけれども、その新しい仲間とともに、自分の成長と成功を、このまちの発展につなげていけるように、自分自身も進化していきたいと思うので、最後に、ちょっともう1分だけおつき合いいただきたいのですけれども、作文を久しぶりに書いたので、ぜひこれだけ、1分なので聞いてください。  新訳「蛍の光」。  ちなみに、「蛍の光」って、4番まであるのですよね、お帰りになってから、調べてみてください。  それがモチーフの新訳「蛍の光」です。  板荷の果てから粟野の奥まで、みはるかす鹿沼の地で、思川や茂呂山ばかりか、時として、立場や利害すら、我々を遠くへだつとも、その境界線において、なんじの隣人を愛することがあたわずとも、その真心においては、互いに思い合い、先行く友には幸あれと歌うて、礼節を重んじ、健全なる妥協の姿勢をいさおしく見せよ。  今成し得ることを、文読む月日を重ね、努力し、成長し、成してこそ瞠目だ。  菊沢の果実にはさみを、押原の稲穂に鎌を、まちかどの工場で材木にのみが入るとき、見える色や形はちよろずだろうとも、その立場において力を尽くそう、ひとつに尽くそう、ひとつの鹿沼のために。  以上、2分あるので、一応これはまだ4つ目の質問、再質問について権利あるので、いろいろ教育長との議論を聞いていて、2分ありますから。  佐藤市長、最後に所感というか、僕はこのヘルメット、市長にお願いしてでもやってもらいたいと思っていますので、市長からお考え聞きたいと思います、以上です。 ○増渕靖弘 議長  当局の答弁を求めます。  佐藤信市長。 ○佐藤 信 市長  今後のお二人の議論を楽しみにしながら、自分なりの考えも整理していければと思います。  以上です。 ○増渕靖弘 議長  はい。 ○13番 佐藤 誠 議員  ありがとうございました。  最後までおつき合いいただきまして、ありがとうございました。  次は新しい議場でお会いしましょう。  それまで皆さんさようなら。 ○増渕靖弘 議長  以上で議案に対する質疑並びに市政一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。  再開は、3時57分といたします。  (午後 3時55分)
    ○増渕靖弘 議長  休憩前に引き続き再開いたします。  (午後 3時57分) ○増渕靖弘 議長  日程第2、議案等の委員会付託を行います。  お諮りいたします。  議案第40号 専決処分事項の承認について(令和2年度鹿沼市一般会計補正予算(第12号))から議案第56号 鹿沼市市営住宅条例の一部改正についてまで、並びに、陳情第4号 市道0024号線の舗装工事及び排水溝の整備についてから陳情第7号 日本政府に核兵器禁止条約の参加・調印・批准を求める意見書の提出を求める陳情までをお手元に配付してあります議案付託表並びに請願・陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託したいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  以上で本日の日程は全部終了いたします。  お諮りいたします。  14日を議案調査のため、15・16日を常任委員会審査のため、17日を議事整理のため、休会としたいと思いますが、ご異議ありませんか。  (「異議なし」と言う者あり) ○増渕靖弘 議長  ご異議なしと認めます。  したがって、そのように決定いたしました。  なお、18日は午前10時から本会議を開きます。  本日はこれで散会いたします。  (午後 3時58分)...